11月6~8日,京都において開催された世界遺産条約採択40周年最終会合(於:国立京都国際会館)に先立ち,11月2日~5日までに国内外のユースによるユースプログラムが開催されました。
世界遺産条約の将来を担う若い世代に,世界遺産条約の将来にむけた議論に積極的に参加する機会として,外務省及び立命館大学の共催,京都ライオンズクラブの協力,ユネスコ世界遺産センターの支援のもと,13カ国の異なる国籍の若者たち27人が集いました。 学生,研究者,保存行政・実務など世界遺産に関わりを持つ若者は,京都・美山において,文化財と地域社会の関わり方に実際に触れたあと,白熱した議論を展開し,その成果をひとつの文書にまとめました。
世界遺産条約採択40周年最終会合初日の6日午後,ユースプログラム参加者代表が,自らまとめた文書を「ユース・ステートメント」として発表しました。ステートメントの質の高さと将来に向けたユースの積極的姿勢に対して,最終会合に出席していた世界的にも著名な世界遺産専門家,ユネスコ世界遺産センター関係者から賞賛の声があがりました。この「ユース・ステートメント」は,最終会合のひとつの大きな成果として評価されるものとなりました。