平成21年12月
(1)11月11、12日、東京において、我が国と化学兵器禁止条約(CWC)の実施機関である化学兵器禁止機関(OPCW)の共催で、化学プロセスの安全管理(PSM)に関するワークショップを開催しました。アジアの締約国11か国(バングラデシュ、中国、インド、韓国、マレーシア、モンゴル、フィリピン、スリランカ、タイ、ベトナム、日本)及び米、豪の政府関係者、化学産業関係者、OPCW技術事務局より、ミスラ国際協力部長ほか4名の計44名が参加しました。
我が国から、西村智奈美外務大臣政務官、佐野利男外務省軍縮不拡散・科学部長、梅津庸成外務省生物・化学兵器禁止条約室長、福島隆経済産業省製造産業局化学物質管理課化学物質管理企画官、また化学産業からは三井化学、住友化学、三菱化学が出席しました。
(2)本ワークショップは、化学産業における化学プロセスの安全管理体制の確立・発展が目的であり、OPCWにとって初めての試みとして開催されました。PSMについて、我が国、米、OPCW技術事務局の出席者から、化学物質管理におけるその位置づけ、基本概念、危険(事故発生)の予防・低減のための具体的なメカニズム等が紹介され、これを受けて我が国化学産業をはじめアジア各国のPSMの取組みが紹介されました。
スピーチを行う西村政務官
ワークショップ参加者