軍縮・不拡散

国内における老朽化化学兵器事案(平成24年5月)

国内における老朽化化学兵器事案
  発見・分析状況等 申告・廃棄等
屈斜路湖
(北海道)
平成7年10月,旧日本軍関係者の証言に基づき屈斜路湖の湖底探査を実施し,平成8年10月,湖底から化学弾26発を揚収。
  • 平成9年5月,OPCWに申告。
  • 平成12年11月,廃棄処理。
    (OPCWが現地査察を実施)
大久野島
(広島県)
平成11年3月,大久野島の防空壕跡改修工事現場で不審物9件を発見(鑑定により旧日本軍の「大あか筒」と判定)。
  • 平成12年9月,OPCWに申告。
  • 同年12月,廃棄処理。
    (OPCWが現地査察を実施)
苅田港
(福岡県)
平成12年11月,苅田港の浚渫工事中に旧日本軍の砲弾18発を発見・揚収(形状等から化学弾と判断)。以後,毎年探査・揚収を実施。
  • 平成13年5月,OPCWに申告。以後,随時修正申告。
  • 平成17年2月,廃棄を開始。以後,揚収に応じて廃棄を実施。
    (OPCWが現地査察を実施)
寒川町
(神奈川県)
平成14年9月,「さがみ縦貫道路」工事現場で不審物入りの瓶を発見(分析の結果,内容物はマスタード(びらん剤)等と判明)。平成16年にも同様の瓶を発見。
  • 平成14年12月,OPCWに申告。平成16年4月~9月,修正申告。
  • 平成16年8月,廃棄処理。
平塚市
(神奈川県)
平成15年4月,平塚市内の工事現場(旧日本軍相模海軍工廠跡地)で球状ガラス瓶を発見,うち一部からシアン化水素を検出。
  • 平成15年12月,OPCWに申告。平成16年3月~6月,修正申告。
  • 平成16年3月,廃棄処理。
浜松市
(静岡県)
平成19年8月,目撃証言に基づき浜松市内で掘削調査を実施し,旧日本軍の「きい剤運搬貯蔵容器」を発見。毒ガス成分は検出されず。
  • 平成19年8月,容器を切断処理。
  • 同年9月,OPCWに申告。
千葉市
(千葉県)
平成19年5月~8月,千葉市内(旧陸軍下志津演習場跡地)で砲弾4発を発見。平成22年に実施した掘削調査で同様の砲弾172発を発見。鑑定により化学弾と判断。
  • 平成23年11月,OPCWに申告。平成24年1月,修正申告
  • 平成24年1月~2月,廃棄処理。
    (OPCWが現地査察を実施)
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