今次総会は、過去20年にわたってAGが化学・生物兵器の拡散の脅威の封じ込めに果たしてきた重要な役割につき留意し、参加国の輸出管理強化に関する措置に合意するとともに、テロを始めとする新たな挑戦に対する今後の取組課題も明らかにした。
今次総会においてウクライナの新規参加が合意され、AG参加国は39カ国及び欧州委員会となった。
AG非参加国であるイスラエルがAGガイドラインを遵守することを表明するなど、この一年で、AGの輸出管理は国際的なベンチマークとなってきており、今後も参加国は、AGの輸出管理がより多くの国で採用されるよう、一層のアウトリーチ活動を進めていくこととなった。
2002年以降、テロ対策の観点から検討されてきた、生物剤の散布に使用されうるスプレーヤー(噴霧器)の新規規制について合意された。また、生物剤の規制品目リストへの25品目の追加について検討することにつき合意された。
次回総会は、2006年6月にパリにて開催予定。
(AGホームページ参照:http://www.australiagroup.net/)