軍縮・不拡散

我が国小型武器決議案の第63回国連総会における採択

平成20年12月3日

 日本時間12月3日(米国時間2日)、我が国がコロンビア及び南アフリカと共同提案で提出した小型武器決議案「あらゆる側面における小型武器の非合法取引」が、賛成181、反対1(米国)の圧倒的賛成多数で採択された。

1.投票結果の詳細

2.経緯

 1995年1月に当時のブトロス・ブトロス・ガーリ国連事務総長が「平和への課題:追補」で対人地雷や小型武器のいわゆる「ミクロ軍縮」を提唱したことを受け、我が国は第50回総会(1995年)に初めて小型武器決議案を提出、採択された。その後第52回総会(1997年)から現在に至るまで毎年決議案を提出している。国連小型武器会議が開催された2001年以降は、コロンビア、南アフリカが原共同提案国として参加している。

3.趣旨

 最近の紛争で主な武器として使用され、実際に人を殺傷しているのは自動小銃などの小型武器であり、紛争終了後にも、国連などによる人道援助活動や復興開発を阻害し、紛争の再発、犯罪の増加等を助長する原因となっている。このような問題に対処するため、本年の決議は、第3回国連小型武器隔年会合(本年7月開催)報告書にて強調された対策の実施を各国に奨励するとともに、今後の具体的作業計画を提示し、小型武器問題への取組に積極的に貢献するものとなっている。

(参考)2002年の国連事務総長報告によれば、小型武器の使用により毎年50万人以上が殺されている。

4.内容

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