
特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)
2009年政府専門家非公式協議
(概要と評価)
平成21年8月24日
- 8月17日から21日、ジュネーブにて、特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)の枠組みにおいて、クラスター弾に関する2009年非公式政府専門家協議が開催された。我が国からは、須田軍縮代表部大使を団長として、中山軍縮代表部公使、松浦外務省通常兵器室長、防衛省国際政策課瀬川軍備管理・軍縮班長のほか、外務省及び防衛省関係者が出席し、CCWにおいてクラスター弾に関する実効性のある新たな議定書を作成することを目指し、議論に積極的に参加した。
- 今次協議においては、4月の政府専門家会合にて配布された統合議長テキスト改訂版に基づき、新たな国際約束(議定書)における中核的な要素(定義、禁止・規制の対象等)について活発な議論が行われた。今次会合で完全な合意に達するには至らず、交渉の継続の問題も含め、本年11月に開催予定のCCW締約国会議において議論される見込み。
- 我が国は、本年7月にクラスター弾に関する条約(オスロ条約)を締結した。他方、政府は、CCWの枠組みにおいて、オスロ条約に署名していないクラスター弾の主要生産国及び保有国が参加する交渉を重視している。