
特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)
2009年第1回政府専門家会合
(概要と評価)
平成21年2月23日
- 2月16日~20日、ジュネーブにて、特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)の枠組みにおいて、クラスター弾に関する2009年第1回政府専門家会合が開催された。我が国からは、樽井軍縮代表部大使を団長として関係者が出席し、CCWにおいてクラスター弾に関する実効性のある新たな議定書を作成することを目指し、議論に積極的に参加した。
- 今次会合では、新たな国際約束(議定書)における中核的な要素(議定書で禁止・規制される範囲等)について議論を行うための条文案が提示され、活発な議論が行われた。会合最終日に配布された統合議長テキストを基に4月に開催予定の第2回政府専門家会合で引き続き交渉が継続される。
- 我が国は、昨年12月にクラスター弾に関する条約(オスロ条約)に署名し、条約の早期締結に向けた準備を進めている。他方、我が国として、オスロ条約に署名していないクラスター弾の主要生産国及び保有国が参加するCCWの枠組みにおいて、実効的な議定書が作成されることも重視しており、引き続き積極的な貢献を行っていく考えである。