外交シンクタンクとの連携
日本国際フォーラム主催「国際政経懇話会」における武井外務副大臣講演
令和4年12月14日


12月14日、武井俊輔外務副大臣は、オンライン開催された日本国際フォーラム主催の第351回国際政経懇話会において、「国際情勢と日本外交の展望」をテーマに講演を行いました。
武井副大臣は、講演の中で、力による一方的な現状変更や威圧による国際秩序への挑戦が展開されていると述べた上で、世界のどこであれ、「力による支配」を許さず、国際法の原則に基づく「法の支配」を、同志国と共に維持・強化していくことが重要である旨述べました。また、そのためにも、日本自身の防衛力の抜本的強化や、日米同盟の抑止力、対処力の一層の強化に向けた取組を進める必要性について言及しました。さらに、途上国が、複雑化する国際情勢と地球規模課題の深刻化の中で、安定的な発展を見通すことが困難な状況に陥る中、人類共通の課題への対応を日本政府として主導していく必要がある旨述べました。
続いて行われた質疑応答では、講演の参加者から寄せられた来年のG7広島サミット、新たなFOIPプラン、国連の機能強化などの質問に対して武井副大臣が回答し、参加者の皆様との有意義な意見交換となりました。
(参考)日本国際フォーラム
日本国際フォーラムは、1987年に設立された外交・国際問題等を専門とする民間・非営利・超党派の政策シンクタンク。国際政経懇話会は、毎月1回、国際情勢に精通した専門家あるいは権威者を講師に迎え、時局を中心とした外交・国際問題について、内輪の懇談として、日本フォーラムの役員・会員等を対象に、約30名程度で実施している勉強会。