北極・南極
グンナルソン北極評議会(AC)高級北極実務者会合議長による山田外務大臣政務官表敬
令和元年9月2日


2日午前11時から約20分間,山田賢司外務大臣政務官は,戦略的実務者招へい事業で訪日中のエイナル・グンナルソン北極評議会高級北極実務者会合議長(H.E. Mr. Einar Gunnarsson, Chair of the Senior Arctic Officials of the Arctic Council, Ambassador for Arctic Affairs of Iceland)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,山田政務官から,昨年アイスランドで開催された北極サークルにおいて河野外務大臣が北極政策スピーチを行ったことに言及しつつ,国際社会にとって「望ましい北極」を実現するために,日本は北極圏国との協力を推進していく旨述べました。
- これに対し,グンナルソン議長から,日本が北極に関する包括的なフォーラムである北極評議会に関与していくことは重要である旨述べるとともに,国連海洋法条約(UNCLOS)を始めとする国際法に基づく北極政策の重要性につき発言がありました。
- その他,山田政務官とグンナルソン議長は,2020年11月に東京において両国共催により開催される第3回北極科学大臣会合に向けて協力していくことを確認しました。
(参考)北極評議会(AC)
1996年9月,北極評議会の設立に関する宣言(オタワ宣言)に基づき,米国をはじめとする北極圏国8か国によって設置されたハイレベル・フォーラム。北極における持続可能な開発,環境保護といった共通の課題について協力等を促進すること等を目的とする。
アイスランドは,本年5月から2021年のAC閣僚会合まで議長国を務めている。我が国は,2013年5月からオブザーバー国。
高級北極実務者会合は,ACの実質的な意思決定を行う実務レベルの会合。