欧州
吉川外務大臣政務官のラトビア・エストニア訪問(結果)
10月11日から13日まで、吉川ゆうみ外務大臣政務官は、ラトビア及びエストニアを訪問したところ、概要は以下のとおりです。
(1)日ラトビア経済関係に関する意見交換

11日、吉川政務官は、エドムンズ・ヴァランティス・ラトビア経済省次官(Mr. Edmunds Valantis, State Secretary, Ministry of Economics, Latvia)及びカスパルス・ロジュカルンス・ラトビア投資開発庁長官(Mr. Kaspars Rozkalns, Director General at Investment and Development Agency of Latvia)との間で、エネルギー、物流、スタートアップ、観光、人的交流などの分野で、日ラトビア関係を更に促進していく方途について意見交換を行いました。
(2)リンケ―ビッチ外相表敬

11日、吉川政務官は、エドガルス・リンケービッチ・ラトビア外相(H.E. Mr. Edgars Rinkēvičs, Minister of Foreign Affairs of Latvia)を表敬し、先般の総選挙における同外相の再選につき祝意を述べるとともに、欧州とインド太平洋の安全保障は不可分との観点から、日ラトビア及び日NATOの連携を強化していくとの点で一致しました。また、経済分野での具体的な案件などを通じて二国間の経済関係を強化していくことを確認しました。
(3)日ラトビア・ワーキングホリデー協定署名式
11日、吉川政務官は、日ラトビア・ワーキングホリデー協定署名式に出席し、エクロンス内相(Mr. Kristaps Eklons, Minister for the Interior of Latvia)との間で同協定に署名しました。
(1)レインサル外相表敬

12日、吉川政務官は、ウルマス・レインサル・エストニア外相(H.E. Mr. Urmas REINSALU, Minister of Foreign Affairs of Estonia)を表敬し、ラタス国会議長に故安倍晋三国葬儀に参列いただいたことに感謝を述べました。
両者は、デジタル、サイバーなどの経済分野での協力を一層活発化させていくことを確認しました。また、ロシアによるウクライナ侵略に関し、同志国が結束して厳しい対露制裁とウクライナ支援を継続する必要があるとの認識で一致したほか、東シナ海・南シナ海を含む東アジア情勢、北朝鮮について意見交換を行い、引き続き連携していくことを確認しました。
(2)第3回日バルト協力対話
12日、吉川政務官は、エストニアのタリンにおいて開催された、第3回日バルト協力対話に出席しました。
(3)Eエストニア・ブリーフィング・センター及びNATOサイバー防衛協力センター訪問


13日、吉川政務官は、Eエストニア・ブリーフィング・センターを訪問し、エストニア政府が推進するEガバメントの現状について説明を受けるとともに、行政機能のデジタル化の推進に関する両国の課題等について意見交換を行いました。また、吉川政務官は、NATOサイバー防衛協力センターを訪問し、サイバー防衛演習ロックド・シールズやサイバー空間における国際法適用に関するタリン・マニュアルを始めとする同センターの活動について説明を受けるとともに、増大するサイバーセキュリティの脅威に対応するための課題等について意見交換を行いました。