ノルウェー王国
日・ノルウェー外相会談
令和6年7月26日


現地時間7月26日午後3時50分(日本時間26日午後5時50分)から約15分間、ASEAN関連外相会議に出席するためラオスを訪問中の上川陽子外務大臣は、エスペン・バット・アイデ・ノルウェー外相(H.E. Mr. Espen Barth EIDE, Minister of Foreign Affairs of the Kingdom of Norway)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、上川大臣から、2025年(令和7年)の外交関係樹立120周年に向けて、戦略的パートナーであるノルウェーとの二国間協力を更に発展させたい旨、また、「北欧外交イニシアティブ」を発表するなど日・北欧協力を重視し、北極分野を含めて具体的に協力していきたい旨述べました。さらに、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化のため、連携を強化したい旨述べました。これに対して、アイデ外相から、日ノルウェー関係、日・北欧関係に加え、法の支配に基づく国際秩序の強化に向けて地域情勢や国際社会の諸課題について上川大臣と連携していきたい旨発言がありました。
- 両外相は、ノルウェー製ミサイルの自衛隊による導入等の安全保障分野での協力や、グリーン移行分野を含む経済面での協力が進んでいることを歓迎し、これらの分野や、海洋生物資源の持続的利用の分野において緊密に連携していくことを確認しました。
- 両外相は、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障が益々不可分となっていることを確認し、ロシアによるウクライナ侵略への対応、北朝鮮への対応を始めとする東アジア情勢についても意見交換を行い、緊密に連携していくことで一致しました。
- 両外相はフランスで発生した高速鉄道に対する攻撃についても言及し、オリンピックが安全に実施できるよう連携していくことで一致しました。