オランダ王国

令和7年4月21日
笑顔で握手する石破総理大臣とスホーフ首相 (写真提供:内閣広報室)
日・オランダ首脳会談の様子 (写真提供:内閣広報室)
共同記者発表で壇上に立つ石破総理大臣とスホーフ首相の様子 (写真提供:内閣広報室)

 4月21日、午後0時35分から約40分間、石破茂内閣総理大臣は、訪日中のディック・スホーフ・オランダ王国首相(H.E. Mr. Dick SCHOOF, Prime Minister of the Kingdom of the Netherlands)と会談を行うとともに、共同記者発表を行った上で、午後1時25分から約70分間、ワーキング・ランチを行ったところ、概要は以下のとおりです。なお、この会談に合わせて、「持続的な平和と繁栄のための戦略的パートナーシップの設立に関する共同声明に基づく、日・オランダ・アクション・プラン2025」が公表されました。

1 冒頭発言

 冒頭、石破総理大臣から、スホーフ首相の初訪日を歓迎するとともに、本年が日・オランダ交流425周年であることに言及しつつ、安全保障、貿易、経済安保、文化等、様々な面での協力を深化させたい旨述べました。これに対し、スホーフ首相は、日本とオランダの間には長きにわたる友好関係があり、本日の会談を機に二国間関係を一層発展させていきたい旨述べました。

2 二国間関係

  1. 両首脳は、大阪・関西万博を契機として、ハイテク分野、エネルギー分野、ライフサイエンス分野等において二国間関係を発展させていくことで一致しました。
  2. 石破総理大臣から、昨年6月のオランダ・フリゲート艦「トロンプ」の日本派遣を含む、オランダのインド太平洋地域への具体的な関与を高く評価する旨述べました。これに対し、スホーフ首相は、「安全保障に関する我が国との協力を引き続き深化させていきたい」と述べました。

3 地域情勢

  1. 両首脳は、力による一方的な現状変更の試みは世界のどこであっても認められないことや、ウクライナにおける公正かつ永続的な平和の実現に向けて、引き続き協力を進めていくという認識を共有しました。また、北朝鮮兵士の対ウクライナ戦闘への参加を含む露朝軍事協力の進展に対する深い懸念を共有しました。
  2. 両首脳は、北朝鮮への対応を始めとする東アジア情勢についても意見交換を行い、緊密に連携していくことで一致しました。
  3. 両首脳は、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障が益々一体となる中、引き続き様々なグローバルな課題について連携して取り組んでいくことで一致しました。

(参考)別添

 持続的な平和と繁栄のための戦略的パートナーシップの設立に関する共同声明に基づく日・オランダ・アクション・プラン2025(和文(PDF)別ウィンドウで開く英文(PDF)別ウィンドウで開く


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