欧州
ギヨーム・ルクセンブルク大公国皇太子殿下と安倍総理の会談
平成26年10月9日


本9日,午後3時10分から約25分間,安倍晋三内閣総理大臣は,経済ミッションを率いて来日中のギヨーム・ルクセンブルク大公国皇太子殿下(H.R.H.the Crown Prince Guillaume of Luxembourg)と会談を行いました。概要は以下のとおりです。
1.冒頭,安倍総理から,ギヨーム皇太子殿下及び同席のステファニー同妃殿下に対し,2012年秋の御結婚に対する祝意を伝達するとともに,皇室・大公家の関係は極めて親密であり,今回の訪日を機に両国関係がさらに深まることを期待する旨述べました。これに対し,ギヨーム皇太子殿下から,御嶽山噴火による犠牲者に対する哀悼の意が表明され,皇室との緊密な関係は大きな喜びである旨の発言がありました。
2.皇太子殿下から,今回は,シュナイダー副首相兼経済相率いる約80名の企業ミッションと一緒に訪日している,物流や保健,ICT等の分野で日本との関係を更に強化していきたい旨発言がありました。安倍総理からは,日本は再び経済が成長する国となった,一人あたりGDP世界一のルクセンブルクからの投資も歓迎する旨述べ,引き続き経済・金融分野で一層の関係強化を進めていくことを確認しました。
3.また,ルクセンブルクが2015年後半にEU議長国を務めることを踏まえ,安倍総理から,日EU・EPAの来年中に合意に向けて議長国としての指導力に期待する旨述べました。これに対し,同席のシュナイダー副首相から,ルクセンブルクは自由経済を重視し,経済的にもオープンである,日EU・EPAの早期締結も支持しており,ルクセンブルクがEU議長国を務める来年末までの合意に向けて全力を尽くしたい旨の発言がありました。