リトアニア共和国

平成27年10月16日
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 10月15日17時00分過ぎから約40分間、山田美樹外務大臣政務官は、ライムンダス・カロブリス・リトアニア外務副大臣(Mr Raimundas Karoblis、Vice- Minister for Foreign Affairs)と意見交換を行いました。概要は以下のとおりです。

1 二国間関係

(1)総論

 山田政務官から、カロブリス外務副大臣の初めての訪日を歓迎する旨述べたのに対し、カロブリス外務副大臣から、自身のこれまでの経歴に触れつつ、日本とは国連やEUで緊密に協力してきており、重要なパートナーである旨発言がありました。両者は、明年が新たな外交関係25周年であることも念頭に、二国間関係の一層の強化に取り組んでいくことで一致しました。

(2)「命のビザ」発給75周年

 山田政務官から、本年は杉原千畝元副領事による「命のビザ」発給から75周年にあたり、杉原元副領事の功績を両国が語り継いでいただきたい旨述べたのに対し、カロブリス外務副大臣から、杉原元副領事の功績は両国関係の中核の一つである旨の発言がありました。

(3)経済分野での協力(ライフサイエンス等)

 カロブリス外務副大臣から、今回の訪日では、「BioJapan2015」に出席してリトアニアブースを視察し、また、バイオ分野での覚書を締結した旨述べるとともに、バイオ医療製品及びサービスを含むライフサイエンス分野でリトアニアは最先端の技術を有しており、日本との協力関係のさらなる進展に期待を表明しました。両者は、両国の最近の科学技術分野における協力の進展に触れつつ、同分野に加え、貿易・投資を含む経済関係を強化することで一致しました。

2 国際場裡における協力

 山田政務官から、国連における協力について述べたのに対し、カロブリス外務副大臣から、リトアニアのOECD加盟手続きが開始されたことについて、日本の支援に対する謝意が表明されました。

3 その他

 両者は、日EU・EPAの本年中の大筋合意を目指すことで一致しました。また、カロブリス外務副大臣から、ビサギナス原子力発電所を巡る状況について説明がありました。

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