イタリア共和国

令和5年12月2日
向かい合い、握手を交わす、両首脳の様子 日伊首脳会談 (写真提供:内閣広報室)
着席し、会談を行う、両首脳の様子 日伊首脳会談 (写真提供:内閣広報室)

 現地時間12月2日午後2時45分(日本時間2日午後7時45分)から約25分間、COP28に出席するためアラブ首長国連邦ドバイを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、ジョルジャ・メローニ・イタリア共和国首相(H.E. Ms. Giorgia Meloni, President of the Council of Ministers of the Italian Republic)との間で会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣は、広島以来再びメローニ首相と会談できることは喜ばしい旨述べ、戦略的パートナーとして日イタリア間の緊密な協力が以前にも増して重要となっている旨述べました。また、両首脳は、来年のG7プーリア・サミットに向けて、G7議長国としての引継ぎについても、様々なレベルでしっかり行っていくことで一致しました。
  2. 岸田総理から、特に安全保障・防衛分野における二国間協力が深化していることを歓迎する旨述べ、両首脳は、この分野での協力に共に前向きに取り組んでいくことで一致しました。
  3. 岸田総理大臣は、ガザ情勢について、戦闘休止、人質の解放及び人道支援物資のガザ地区への搬入増大を歓迎していたが、今般、戦闘が再開されたことは残念であり、合意への復帰や事態の沈静化が重要である旨述べ、また、両首脳は、ロシアによるウクライナ侵略への対応等について意見交換を行い、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
  4. また、岸田総理は、日本のG7議長に対するイタリアの協力に対する感謝を述べ、メローニ首相からは、日本の議長としての取組が賞賛されました。両首脳はイタリア議長国下のG7においても、今年のG7での議論を継続していくため、両国間で緊密に連携していくことで一致しました。

イタリア共和国へ戻る