英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)
日英外相会談
令和6年2月21日


現地時間2月21日午後6時(日本時間22日午前6時)から約40分間、G20外相会合に出席するためリオデジャネイロを訪問中の上川陽子外務大臣は、デービッド・キャメロン英国外務・英連邦・開発相(The Rt Hon David CAMERON, Secretary of State for Foreign, Commonwealth, and Development Affairs of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、上川大臣から、2017年以来のキャメロン外相との再会をうれしく思う旨述べるとともに、能登半島地震に際しての英国からのお見舞いのメッセージに謝意を表明しつつ、チャールズ三世国王陛下の早期の回復を祈念している旨述べました。また、国際社会の分断と対立が深まる中、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化や人間の尊厳の確保に向けて、英国との連携を更に強化したい旨述べました。
- 両大臣は、昨年に両国の首脳間で合意した「日英広島アコード」をフォローアップしていくことで一致し、この観点から、上川大臣は、英国が来年の英空母打撃群の日本寄港を発表したことを歓迎する旨述べました。また、両外相は、安全保障や経済を含む幅広い分野で緊密に連携していくことを確認しました。
- 両外相は、地域情勢についても意見を交換し、強力なウクライナ支援と厳しい対露制裁を継続していくことで一致しました。その他、中東情勢、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応を始めとする東アジア情勢について意見交換を行い、両外相間で緊密に連携していくことで一致しました。