英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)

令和2年9月23日

 9月23日午後5時15分頃から約20分間、菅義偉内閣総理大臣は、ボリス・ジョンソン英国首相(The Rt Hon Boris Johnson MP, Prime Minister of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、菅総理大臣から、内閣総理大臣就任にあたり、ジョンソン首相と良い関係を築き、戦略的パートナーである日英関係を一層強固にしていきたい旨述べました。これに対し、ジョンソン首相からは、菅総理大臣就任への祝意を述べるとともに、安倍前総理大臣との間でこれまでになく強固になった日英関係の更なる進展に向けて菅総理大臣と共に取り組みたい旨述べました。
  2. 両首脳は、日英包括的経済連携協定の大筋合意を歓迎しました。菅総理大臣から、英国のTPP11加入への関心を歓迎し、WTO改革等でも協力していきたい、また、英EU間の将来関係交渉が移行期間内に妥結することを期待する旨述べました。
  3. 菅総理大臣から、英国がインド太平洋地域への関与を強化していることを歓迎するとともに、拉致問題を含む北朝鮮への対応に関する協力にも言及し、両首脳は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、日英の安全保障分野の協力を強化、連携していくことで一致しました。両首脳は、新型コロナウイルス対策や気候変動など様々な課題に対して、日本と来年G7議長国の英国が協力して主導的役割を果たしていくことが必要との認識で一致しました。
  4. 菅総理大臣から、ロンドン・オリンピック・パラリンピック開催時にロンドン市長を務めたジョンソン首相の経験に関心を示し、両首脳は、明年の東京オリンピック・パラリンピックに向け協力していくことで一致しました。

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