英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)

平成30年8月13日

 8月8日,午前11時30分から約70分間,堀井学外務大臣政務官は,外務省の招へいにより訪日中のジャヤワルデナ英下院議員(Mr. Ranil Jayawardena, MP), グリーン英下院議員(Mr. Chris Green, MP),及びトムソン下院議員(Mr. Ross Thomson, MP)との昼食会を開催したところ,概要は以下のとおりです。

  • 1 冒頭,堀井政務官から,初訪日を歓迎する旨述べた上で,英国議会における英日議連の日英関係強化への尽力に謝意を伝えました。これに対し,ジャヤワルデナ英下院議員は,2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会等を控え,英国では日本文化やスポーツのみならず,政治,経済の分野でも,日本への関心が高まっている,今回の訪日を機に,更に日英関係の強化のために協力していきたい旨述べました。
  • 2 英国のEU離脱に関し,ジャヤワルデナ下院議員他2名から,英国の立場について説明があり,堀井政務官からは,英国のEU離脱に際しては,予測可能性及び透明性が一層重要になっている,移行期間の設置を通じた法的安定性の確保が不可欠であり,引き続き日系企業の声に耳を傾けていただきたい旨述べました。 また,ジャヤワルデナ英下院議員から,英国のTPP参加及びEU離脱後の日英間の新たな経済協定への関心が示され,堀井政務官から,英国のTPPへの関心表明を歓迎する,昨年8月の日英首脳会談で一致したとおり,日英間の新たな経済的パートナーシップの早期構築に向けて協力していきたい旨述べました。
  • 3 日英安全保障・防衛協力に関し,堀井政務官から,日英両国はアジア及び欧州におけるそれぞれ最も緊密な安全保障上のパートナーである,両国間の安保・防衛協力は近年めざましく進展しており,英国海軍フリゲート艦サザーランド及び揚陸艦アルビオン等の派遣を歓迎する旨述べました。これに対し,トムソン議員は,サイバー攻撃等国際社会の新たな脅威への対応についても,日本と協力を進めたい旨述べました。
  • 4 北朝鮮に関し,堀井政務官から,全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な,検証可能な,かつ,不可逆的な廃棄を目指すとの目標を説明し,拉致問題についても早期解決への理解と英国の協力を期待する旨述べました。

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