フランス共和国

令和7年5月2日
バイルー首相と握手する岩屋外務大臣
バイルー首相と意見交換する岩屋外務大臣

 現地時間5月2日午後3時10分(日本時間同日午後10時10分)から約40分間、フランス共和国を訪問中の岩屋毅外務大臣は、フランソワ・バイルー・フランス共和国首相(H.E. Mr. François BAYROU, Prime Minister of the French Republic)への表敬を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岩屋大臣から、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分であるとして、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて、フランスとの関係を一層強化したい旨述べました。これに対し、バイルー首相から、厳しい国際情勢下において、価値や原則を共有する「特別なパートナー」である日本と、一層緊密に連携していきたい旨発言がありました。
  2. 両者は、インド太平洋地域における安全保障分野での日仏協力や、経済安全保障分野において鉱物資源のサプライチェーンの強靱化のため、日仏間で具体的な協力が進展していることを高く評価しました。また、本年の大阪・関西万博の機会に、多くの関係者の訪日を通じて二国間関係を一層強化させることで一致しました。また、岩屋大臣から、フランスのGREEN×EXPO 2027参加への期待を表明しました。
  3. 両者は、ウクライナ情勢、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応を始めとする東アジア情勢といった国際社会の諸課題に関し、日仏で緊密に連携していくことを確認しました。

(参考)GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)

 2027年3月から9月にかけて横浜市で開催予定の最上位の国際園芸博覧会。「幸せを創る明日の風景」をテーマとし、国際的な園芸文化の普及、SDGs達成の貢献、気候変動等の社会的な課題解決等への貢献を目指している。


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