フィンランド共和国
日・フィンランド首脳会談及びワーキング・ディナー
令和6年12月10日
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)
12月10日、午後6時20分から約30分間、石破茂内閣総理大臣は、訪日中のペッテリ・オルポ・フィンランド共和国首相(H.E. Mr. Petteri ORPO, Prime Minister of the Republic of Finland)と会談を行うとともに、引き続き、午後6時50分から約60分間、ワーキング・ディナーを行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭発言
冒頭、石破総理大臣から、オルポ首相の訪日を歓迎し、フィンランドのNATO加盟を踏まえた安全保障面での協力や、5G、6Gやスーパーコンピュータ等の先端的な科学技術分野での協力を着実に積み重ねていきたい旨述べました。これに対し、オルポ首相は、日本とフィンランドの間には長きにわたる友好関係があり、本日の会談を機に二国間関係を一層発展させていきたい旨述べました。 - 二国間関係
(1)両首脳は、幅広い分野で両国間の協力関係が深化していることを歓迎し、今回のビジネス代表団の訪日と、大阪・関西万博も通じ、経済関係を含め、日・フィンランド関係を一層強化していくことで一致しました。
(2)両首脳は、安全保障分野での協力を促進すること、また、NATOの文脈でも日・フィンランド間の協力を強化していくことで一致しました。この観点から、両首脳は、防衛装備品・技術移転協定の交渉開始を歓迎しました。 - 地域情勢
(1)両首脳は、力による一方的な現状変更の試みは認められないとの認識や、ウクライナ侵略において、北朝鮮によるロシアへの兵士派遣及び戦闘参加を含む露朝軍事協力が進展していることへの深い懸念を共有しました。
(2)両首脳は、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障が益々一体となる中、引き続き、連携して取り組んでいくことで一致しました。