スペイン王国
日・スペイン外相会談


2月16日,現地時間午前11時00分(日本時間16日午後7時00分)から約50分間,ミュンヘン安全保障会議出席のためドイツを訪問中の河野太郎外務大臣は,ボレル・スペイン外務・EU・協力大臣(H.E. Mr. Josep Borrell Fontelles, Minister of Foreign Affairs, European Union and Cooperation of Spain)と日・スペイン外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭・二国間関係
冒頭,河野大臣から,昨年10月の安倍総理のスペイン訪問時に両国関係が戦略的パートナーシップに格上げされたことを踏まえ,今後,幅広い分野での協力を強化していきたい旨述べました。これに対し,ボレル大臣から,スペインにとって日本はアジア地域で最優先のパートナーであり,安全保障,開発,観光,ハイテク技術等に関する幅広い分野の議論を行っていきたい旨の説明がありました。
2 国際場裡での協力
(1)両外相は,本年の日本でのG20大阪サミットやスペインでのASEM外相会合等においても両国で協力していくことを確認しました。
(2)また,両外相は,2月1日の日EU・EPAの発効に言及し,日EU間で自由貿易を推進していくことで一致したほか,幅広い課題で協力していくことで一致しました。
3 地域情勢
(1)両外相は,今月末に予定される第2回米朝首脳会談に向けて国際社会が一体となって米朝プロセスを後押しすべきであり,また,関連する安保理決議の完全な履行が不可欠であるとの考えで一致し,両国で緊密に連携していくことを確認しました。
(2)両外相は,両国が伝統的海洋国家であることも踏まえ,インド太平洋での協力についても意見交換しました。
(3)その他,両大臣は,幅広く地域情勢について意見交換しました。