ロシア連邦

平成29年3月20日
(写真)日露外相会談での両外相の握手の様子
(写真)日露外相会談の模様

 3月20日,岸田外務大臣は日露閣僚級「2+2」のため来日したラヴロフ外相との間で日露外相会談(本年2回目,通算9回目。ワーキングランチを含め合計約3時間。)を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 日露関係

 諸般の事情が許せば,4月下旬に安倍総理が訪露し,プーチン大統領と会談することを確認しました。首脳会談に向け準備を加速することで一致しました。
 また,2018年の「ロシアにおける日本年」・「日本におけるロシア年」の実施に向け,作業を加速化することで一致しました。

2 平和条約締結交渉

 昨年の山口における首脳会談において,この問題を解決するとの両首脳の真摯な決意が表明されたことを受け,緊密な話し合いを通じて,成果を上げていくことを確認しました。
 共同経済活動について,3月18日の次官級協議でのやり取りを踏まえ,今後,優先して作業するプロジェクトの絞り込みや必要となる法的基盤の検討も含めて,議論を深めていくことを確認しました。
 元島民の墓参について,出入域地点の複数化に向けて調整を進めること,航空機による四島への訪問の可能性について実務的な検討を進めることを確認しました。

3 国際情勢

 シリア情勢,ウクライナ情勢について議論を行い,ロシアが情勢改善のために建設的な役割を果たすよう働きかけました。


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