北大西洋条約機構(NATO)

令和7年4月3日
ルッテ事務総長と握手する岩屋外務大臣
岩屋外務大臣とルッテ事務総長との会談の様子

 現地時間4月3日午後3時20分(日本時間同日午後10時20分)から約20分間、北大西洋条約機構(NATO)外相会合に出席のためベルギー王国を訪問中の岩屋毅外務大臣は、マルク・ルッテNATO事務総長(H.E. Mr. Mark Rutte, NATO Secretary General)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岩屋大臣から、NATO外相会合への4年連続での招待に謝意を表明した上で、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分であることは共通認識であり、ロシアによるウクライナ侵略や地域を越えた安全保障上の課題に共に取り組むべく、日・NATO関係を更なる高みに押し上げたい旨述べました。これに対して、ルッテ事務総長は、NATO外相会合への岩屋大臣の出席を歓迎する、NATOとIP4、特に日本との関係は急速に発展している旨述べました。
  2. また、岩屋大臣は、来週予定されているルッテ事務総長の訪日は、昨年10月の就任後初めてのインド太平洋地域への訪問であるとして歓迎しました。それに対し、ルッテ事務総長からも、訪日の機会に防衛産業分野を含め日・NATO協力の更なる強化に向けて議論することを楽しみにしている旨述べました。
  3. さらに、両者は、ロシアによるウクライナ侵略や、北朝鮮への対応を始めとする東アジア情勢といった地域・国際情勢についても意見交換を行い、NATOを含む同志国間で連携して対応していくことで一致しました。また、ルッテ事務総長から、日本のウクライナ支援に対する謝意が示されました。

北大西洋条約機構(NATO)へ戻る