北大西洋条約機構(NATO)

令和7年2月15日
握手をする岩屋外務大臣とルッテNATO事務総長
岩屋外務大臣とルッテNATO事務総長の会談の様子

 現地時間2月15日午後2時(日本時間同日午後10時)から約25分間、ミュンヘン安全保障会議出席のためドイツ連邦共和国を訪問中の岩屋毅外務大臣は、マルク・ルッテ北大西洋条約機構(NATO)事務総長(H.E. Mr. Mark Rutte, NATO Secretary General)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岩屋大臣から、昨年10月のルッテ事務総長就任以降の我が国とNATOの間の頻繁な会談は、かつてなく強固な日・NATO関係の証左である旨述べるとともに、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分との認識の下、日・NATO協力の更なる深化を期待する旨述べました。これに対し、ルッテ事務総長は、様々な分野で日・NATO関係を更に発展させていきたい旨述べました。
  2. また、岩屋大臣から、NATOのインド太平洋への関与を重視するルッテ事務総長の姿勢を歓迎し、NATOとインド太平洋パートナー(IP4:日本、豪州、NZ、韓国)の関係強化に向けて連携していきたい旨述べました。これに対し、ルッテ事務総長は、今月、日本が主催した日・NATO戦略的コミュニケーション会議を含め、NATO・IP4協力における日本のリーダーシップに謝意を表明しました。
  3. さらに、両者は、ロシアによるウクライナ侵略を始めとする地域・国際情勢についても意見交換を行いました。また、ルッテ事務総長より日本の力強いウクライナ支援と対露制裁に高い評価があり、両者はNATOを含む同志国間で協力を強化していく重要性を確認しました。

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