欧州連合(EU)

令和元年12月2日
 本2日,午後4時頃から約25分間,安倍晋三内閣総理大臣は,ウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長(H.E.Dr. Ursula von der Leyen, President of the European Commission)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,安倍総理大臣から,欧州委員長としての就任に祝意を述べました。引き続き,日EU関係に関して,安倍総理大臣から,「EUは,自由,民主主義,人権,法の支配といった普遍的価値を共有する日本のパートナーである。2月に日EU・EPA(経済連携協定)が発効し,SPA(戦略的パートナーシップ協定)と相まって,日本とEUとの協力関係がかつてなく緊密になっていることを大変嬉しく思う。」「9月に『欧州連結性フォーラム』に出席し,質の高いインフラ等の分野での協力をさらに促進していくことで,ユンカー前欧州委員長と一致した。」「引き続き,フォン・デア・ライエン欧州委員長と,この分野での取り組みを力強く前に進めていきたい。」旨述べました。これに対し,フォン・デア・ライエン欧州委員長から,祝意に感謝する,日本のG20議長国としての成功に祝意を表する,EUにとって日本は重要なパートナーであり,日EU・SPA,EPAという法的基盤に基づいて具体的な協力を進めたい,連結性に加えて,グリーン・ディールやデジタル,更には安全保障の分野で更なる関係強化に尽力していきたい旨の発言がありました。
 
2 また,両首脳は,日本で開催される次回日EU定期首脳協議に向けて,緊密に連携していくことで一致しました。
 
3 両首脳は,北朝鮮による弾道ミサイル発射を含む北朝鮮情勢等の地域情勢について意見交換を行い,引き続き緊密に連携していくことを確認しました。安倍総理大臣から,拉致問題の早期解決への理解と支持を求め,フォン・デア・ライエン欧州委員長から理解を得ました

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