欧州

平成30年1月25日

 平成30年1月12日から17日まで、安倍総理夫人はエストニア(タリン)、ラトビア(リガ)、リトアニア(ビリニュス)、ブルガリア(ソフィア),セルビア(ベオグラード)及びルーマニア(ブカレスト)を訪問した安倍総理に同行し、様々な交流活動を行いました。

エストニア

1 サク市関係者との懇談

 1月12日(金)午後3時30分から約20分間、安倍総理夫人は、長野県佐久市と友好都市関係にある、サク(Saku)市のマルティ・レヘマー・サク市長、ティート・ヴァヘノッム・サク市議会議長と懇談しました。安倍総理夫人は、佐久市長発サク市長宛書簡及び昨年実施された子ども交流報告書を手交し、平成29年に友好都市協定署名10周年を迎えた両市の活発な交流に祝意を表しました。同市長及び同市議会議長は安倍総理夫人のエストニア来訪を歓迎し、懇談の機会を得て光栄に思う、子どもの相互訪問や文化紹介行事をはじめとする両市の交流の裾野は広がっており、今後とも日エストニア友好関係を後押しする一助となりたい旨述べました。これに対して安倍総理夫人から、子ども交流に参加した若者が担い手となり、両国の友好関係が益々深まっていくことへの期待を表明しました。

(参考) サク市
 長野県佐久市とタリン近郊のサク(Saku)市は、2007年に友好都市協定に署名。2015年から子ども交流も開始。

2 ヤルヴェオツァ高校訪問

ヤルヴェオツァ高校での記念撮影

 1月12日(金)午後4時10分から約55分間、安倍総理夫人は、ヤルヴェオツァ高校を訪問しました。安倍総理夫人は、同校が日本語教育を行ってきていることや、日本語を学習している生徒が日本文化の理解や紹介に積極的に取り組んでいることを歓迎するとともに、生徒の日本語学習に役立つよう、昭恵文庫を同校に寄贈しました。安倍総理夫人はカリン・ラタス首相夫人とともに、同校校長から、エストニアの教育制度について概要説明を受けた後、同校生徒によるフォークダンスや歌を鑑賞しました。また、日本語を学習している生徒たちと、日本の食べ物や将来の夢などについて、日本語で懇談して交流を深めました。

(参考)ヤルヴェオツァ高校
 1982年創立のタリンの市立高校。1993年に選択科目として日本語の授業が開始され、1994年から現在まで現地の在留邦人が同校で日本語教師を務めている。ヤルヴェオツァ高校は、これまで日本の高校との間で交流を行ってきているほか、隔年開催されるエストニア日本語教師会日本語弁論大会に参加したり、2014年からは、毎年日本語クラスの生徒主導で日本の夕べ(様々なテーマにつき生徒によるプレゼン、折り紙・巻き寿司ワークショップ)を開催している。なお、同校には初等・中等部も併設されている。

(参考)昭恵文庫
 安倍昭恵総理夫人は、訪問国における日本語学習や日本文化の更なる普及や交流の促進に役立つようにとの願いから、関連団体の協力を得て、海外訪問先の日本人学校や日本語、日本文化のプログラムを実施する学校や大学に日本関連書籍や日本語教材を寄贈している。

3 Eエストニア・ショールーム訪問

 1月12日(金)午後5時20分から約40分間、安倍総理夫人は、Eエストニア・ショールームを訪問しました。安倍総理夫人は、インドレク・オンニク・プロジェクトマネージャーから、エストニアの電子政府の取組の歴史や、それが社会に与える影響について説明を受け、同ショールーム内の展示物から、実際の個人情報へのアクセスや情報管理のあり方についてのデモンストレーションを見学しました。安倍総理夫人からは、IT先進国であるエストニアの取組は日本としても学ぶ点が多く、有意義な訪問になったとして謝意を述べました。

(参考) Eエストニア・ショールーム
 エストニアの電子政府・電子社会の全体像について無料で説明を受けることができるショールーム。2009年にICT企業が設立、現在は、経済通信省傘下のエンタープライズ・エストニア(投資・貿易・観光促進機関)が運営する。エストニアで開発されたICT技術を紹介しており、電子政府のほかに教育機関、家庭向けのソリューションも展示する。

ラトビア

1 ラトビア国立図書館視察

書籍寄贈式

 1月13日(土)午前11時から約25分間、安倍総理夫人は、ラトビア国立図書館を訪問しました。安倍総理夫人は、ビルクス館長らの案内で、ライネ・クチンスカ首相夫人とともに館内を視察し、ラトビア文学作品の収蔵に加え、学術研究・子ども教育等の活動拠点としても機能している同図書館の役割について説明を受けました。
 安倍総理夫人は、同図書館からの要請を受け、安倍総理や自身の著書とともに、日本関連書籍等を「昭恵文庫」として寄贈しました。ビルクス館長からは、ラトビアが独立を宣言してから100周年となる記念の年の最初の寄贈であるとして、謝意が述べられるとともに、同図書館として、今後も文化交流をはじめとする日本との幅広い協力を進めていきたいとの期待が表明されました。

2 リガ工科大学デザイン・ファクトリー訪問

 1月13日(土)午前11時30分から約40分間、安倍総理夫人は、リガ工科大学デザイン・ファクトリーを訪問しました。
 リガ工科大学は青少年向けの科学教育に力を入れていますが、安倍総理夫人は、同大学で広報部長を務めるクチンスカ首相夫人及びユフナ副学長の案内により、同大学の中でも最新の設備をそろえたデザイン・ファクトリーの活動や同大学の科学教育について説明を受けました。安倍総理夫人は、同ファクトリーの施設を使って科学の探究に励む同大学附属高校の生徒たちとともにロボット相撲の実演を見学しました。懇談の席において、安倍総理夫人から、若者は既成概念に囚われないフレッシュな視点を持っていると思う、是非新しい技術をラトビアから発信してほしいと、生徒たちを激励しました。

3 ラトビア国立美術館訪問

日本語を学ぶ子どもたちとの交流

 1月13日(土)午後12時15分から約15分間、安倍総理夫人は、ラトビア国立美術館を訪問しました。
 安倍総理夫人は、ラーツェ館長の案内により、クチンスカ首相夫人とともに同美術館を視察し、同美術館はラトビアやバルト地域の絵画や彫刻など5万点以上の作品を収蔵していること、また修復工事を経て2016年に開館したばかりであることなどについて説明を受けました。また、同美術館が毎週主催する絵画のワークショップに参加していた、ラトビアで日本語を学ぶ子どもたちのグループに、日本語を学ぶきっかけや将来の夢について尋ねるなど、交流の時間を持ちました。

4 クチンスカ首相夫人主催昼食会

 1月13日(土)午後12時30分から約1時間15分間、安倍総理夫人は、女性・子どもの支援、文化、芸術、人的交流等の分野で活躍するラトビア人女性や日本人女性とともに、クチンスカ首相夫人主催の昼食会に参加し、懇談を行いました。
 参加者からは、現在の活動を始めたきっかけや、現在の取組や今後の展望、また、ラトビアでは管理職に就く女性が男性よりも多いことや、女性の就業率が7割であり、男女の家事分担等が進んでいることについて発言がありました。安倍総理夫人は、ラトビアで自らの専門性を生かして活躍する参加者の様々な経験談等に耳を傾け、「女性が輝く社会」の実現に向けて、互いに協力していきたい旨述べました。

リトアニア

1 ビリニュス大学訪問

学生との懇談

 1月13日(土)午後4時50分から約35分間、安倍総理夫人は、ビリニュス大学を訪問しました。
 はじめに、安倍総理夫人は、ジュカウスカス学長及びビリニュス大学剣道部員の剣さばきの披露による歓迎を受けた後、同学長の案内で19世紀初頭のクラシック様式で有名な同大学の古書室を訪問し、日本に関連する古書を含む貴重な収蔵物に関する説明を受けました。
 続いて、安倍総理夫人は、同大学東洋学センターで日本語を学ぶ学生9名と懇談しました。挨拶の中で、安倍総理夫人は、集まった学生たちが日本とリトアニアの相互理解と友好関係を一層深めるための架け橋になってほしいとの期待を表明しました。学生は、詩の暗唱やコスプレの披露を行ったほか、日本語を習い始めた動機や将来の目標などについて一人一人が発言したり、質問を行ったりするなどして、日頃の学習の成果を発揮しました。最後に、安倍総理夫人より、同センターにおける日本語学習をさらに充実させるため、「昭恵文庫」の寄贈を行いました。

(参考) ビリュニス大学
 2万人余りの学生が学ぶ総合大学。今回訪問する同大学の歴史・言語学部に属する東洋学センターにて約30名の学生が日本語を学んでいる。大学の建物の中で最も古い部分は、18世紀の天文観測所が設置された中庭。19世紀初頭のクラシック様式が見事な古書室は特に有名で、多くの古書が展示保存されており、最古のものは1467年にまで遡る。

2 母親支援ボランティア関係者との懇談

ボランティア団体に対する寄贈式立ち会い

 1月13日(土)午後6時から約45分間、安倍総理夫人は、望まない妊娠(計画外妊娠)による問題を抱える母親を支援するボランティア団体、「KRIZINIO NESTUMO CENTRAS(クリジニョ ネシュトゥモ ツェントラス)」の代表及び支援を受けた親子との懇談を行いました。
 はじめに、安倍総理夫人は、外務省関係者の配偶者からなる団体、「かすみがせき婦人会」による同団体への母親支援品購入のための商品券贈呈式に立ち会いました。続いて、同団体代表による活動概要の説明や、同団体から支援を受けた母親や家族の生活やリトアニアの子育てなどについて熱心に耳を傾け、前向きに日々を生きる出席者たちを励ましました。

(参考) ボランティア団体「クリジニョ ネシュトゥモ ツェントラス」
 母親支援団体「KRIZINIO NESTUMO CENTRAS」は、保健省及び社会保障省から支援を受け、母親を支援するボランティア団体。リトアニアにおける中絶の予防、流産や早産で精神不安定になった女性達の支援、中絶にかかる心身の健康への影響の緩和など、妊娠に関連する問題により、精神的に不安定になった女性に対して、社会的、財政的または心理的に深刻な状況に陥らないよう専門カウンセリングを実施している。

ブルガリア

1 国営ラジオ放送局ソフィア少年少女合唱団訪問

 1月14日(日)午後4時45分から約25分間,安倍総理夫人は,過去18回の訪日公演を行うなど,日本との関係の深い国営ラジオ放送局ソフィア少年少女合唱団を訪問しました。
 安倍総理夫人は,同放送局内合唱団専用ホールにて,同合唱団による合唱を鑑賞しました。合唱団は,ブルガリア国歌などのブルガリアの歌に加え,日本の歌である「ねむの木の子守歌」を披露しました。安倍総理夫人は,合唱団は古くから両国の友好関係の象徴であり,歌声を通じて,日本とブルガリアの交流を益々深めていただけると嬉しいと述べました。同合唱団を代表して,ヴェレフ国営ラジオ局総裁から,総理夫人の訪問を歓迎するとともに,引き続き,二国間関係発展への一助となりたい旨の意が表明されました。

(参考)国営ラジオ放送局ソフィア少年少女合唱団
 1960年創設の伝統ある合唱団で,世界中で公演を行う。2018年1月11日のEU議長国オープニングセレモニーにおいてブルガリア国歌及び欧州の歌である「歓喜の歌」を斉唱。

2 聖ソフィア小児脳性麻痺専門病院訪問

 1月15日(月)午前9時10分から約40分間、安倍総理夫人は、聖ソフィア小児脳性麻痺専門病院を訪問しました。
 はじめに、チャヴダロフ同院長及びバルバロフ・ソフィア副市長(財務保健担当)らと懇談し、同病院の取組や小児医療への貢献について説明を受けました。続いて、チャヴダロフ同院長らの案内の下、病院内を見学し、その中で、日本政府の草の根無償供与によるリハビリ機器が有意義に活用されていることについて紹介があり、同院長から、日本の支援に対する謝意が表明されました。
 安倍総理夫人は、同病院での治療を通じて、子どもたちが、持って生まれた可能性を発揮して社会に貢献できるようになることを祈念する旨述べ、来院した子どもたちが療法を受ける現場を訪問し、各人が取り組んでいるリハビリについて質問したり、励ましたりする時間を持ちました。

(参考)聖ソフィア小児脳性麻痺専門病院
 0~24歳までの100名以上の子供が、脳性麻痺等の治療・リハビリのために通う公的医療機関。高気圧酸素療法、運動療法、モンテッソーリ療法等様々な療法を取り入れた治療・リハビリを実施。2011年の日本政府による草の根無償協力では、体外衝撃波療法のための機器を供与し、毎日の治療に活用されている。

3 スヴェティ・ヴラチュ子ども支援センター訪問

 1月15日(月)午前10時から約45分間、安倍総理夫人は、スヴェティ・ヴラチュ子ども支援センターを訪問しました。
 イェシェリ同センター代表から、安倍総理夫人の訪問は同センターに通う子どもたちにとっても忘れられない、光栄な機会であるとして来訪を歓迎の言葉があり、同センターの活動や子ども支援への貢献について説明を受けました。その後、安倍総理夫人は、同代表の案内でセンター内を見学しました。音楽療法の現場では、安倍総理夫人が日本から持参したミニ和太鼓なども活用して療法の輪に加わったほか、絵を描くグループワークを行っていた子どもたち一人一人に、将来の夢を聞くなどして、交流を行いました。安倍総理夫人からは、子どもの社会性を育むことに重点を置いた同センターの療法方針はすばらしいものであるとして、関係者の取組に敬意を表しました。

(参考)スヴェティ・ヴラチュ子ども支援センター
 ソフィア市が運営する5つの身体・知的障害を持つ子供のリハビリ支援センターの一つ。ソフィア市からの予算とブルガリア 企業からの寄付により運営されている。自閉症、発達障害、小児麻痺、ダウン症等の子供約30名が通っている。センターの通常のリハビリ・学習に加え、音楽・芸術療法、乗馬等の様々な療法が行われている。

セルビア

1 クルニャチャ難民支援センター視察

 1月15日(月)午後3時5分から約50分間、安倍総理夫人は、クルニャチャ難民支援センターを訪問しました。
 初めに、ジョルジェビッチ労働・雇用・傷痍軍人・社会問題大臣、ツチッチ・セルビア難民弁務官及び現地の国連難民高等弁務官事務所(UNCHR)で勤務する日本人国連ボランティアらと懇談し、セルビアの難民問題への取組や、UNHCRを通じた日本の支援について説明を受けました。ジョルジェビッチ大臣から、セルビアでの難民対策にかかる日本からの支援に謝意が表された他、ツチッチ弁務官からは、旧ユーゴ紛争時にも日本から救いの手が差し伸べられた感謝を忘れていない旨の発言がありました。安倍総理夫人からは、セルビアの難民対策への取組に敬意を表するとともに、日本の多くの人に、難民問題についてより深く知ってもらいたいと考えている旨述べました。
 その後、キッズルームにおいて、センターで暮らす子供たちと一緒に折り紙でツルを折るなどして、交流を深めました。

  • 件名
    子どもとの折り紙交流

(参考)クルニャチャ難民支援センター
 ベオグラード市のクルニャチャ地区に位置する難民支援センターで、2017年12月時点で、アフガニスタン、イラク、パキスタン、イラン、ガーナ、シリア等からの800名弱の難民が滞在している。そのうち約半数が未成年。16のバラックからなるセンターは、元々1992年に水道管理の企業の建物として建設されたが、2014年8月、セルビア政府は、亡命を求める人々に生活の基礎を提供するための住居とすることを決定。日本政府は、シリア危機に端を発する中東から欧州への難民流入に際し、セルビアに対し、2015年9月から3度に亘り国際機関を通じて約700万米ドルを拠出しており、本センターはUNHCRを通じて支援が行われている場所の1つ。

2 母子保健専門病院視察

 1月15日(月)午後4時20分から約35分間、安倍総理夫人は、母子保健専門病院を訪問しました。
 初めに、タマラ・ブチッチ大統領夫人、ロンチャル保健大臣及びシミッチ院長の出迎えを受け、病院の概要、セルビアの子供の病気に対する取組、同病院の日本との協力について説明を受けました。キッズコーナーでは同病院に入院中の子供たちとの交流の時間を持ちました。安倍総理夫人は、一人一人に声をかけるなどして、子供たちを励ましました。

(参考)母子保健専門病院
 1950年に保健省が設立し、同省が運営する妊婦及び小児を専門に取り扱う医療機関。西バルカン地域の小児病院では最大のもの。草の根・人間の安全保障無償資金協力にて2001年に輸液ポンプ等の救命救急用医療機器を、2005年には整形外科手術台、人工呼吸器等の手術用医療機器を供与している。

ルーマニア

1 日本文化関係者との懇談

 1月16日(火)午後0時50分から約1時間30分間、安倍総理夫人は,ルーマニアにおいて日本文化の発信に貢献するルーマニア人及び在留邦人らと懇談を行いました。懇談には、日本語、文化、芸術、人的交流等の分野で活動する関係者が参加しました。
 安倍総理夫人は、ルーマニアで自らの専門性や日本文化に関する知識を生かして活躍する参加者の様々な経験談、日本とルーマニアの文化の違い、日本とルーマニアの関係に対する思いなどに耳を傾け、双方の国が持つ魅力について意見交換するとともに,参加者を激励しました。

2 ブカレスト日本人学校訪問

 1月16日(火)午後3時20分から約30分間、安倍総理夫人は、ブカレスト日本人学校を訪問しました。同校には、イオン・クレアンガ高校で日本語を学習している学生が訪問し、ソーラン節や浴衣での踊りをお互いに披露した他、総理夫人を交え、両校の生徒が、家庭的な温かい雰囲気の中で、百人一首等の交流を行いました。
 安倍総理夫人は、日本語を通じて交流活動を行っている両校の生徒が、今後も日本とルーマニアの架け橋となって、様々な形で交流の輪を広げ、両国国民の絆が個人レベルでも深まっていくことへの期待を述べつつ、激励しました。

  • 件名
    日本語を学ぶ子どもたちとの交流

3 ルーマニア国立美術館内の茶室訪問

 1月16日(火)午後5時20分から約50分間、安倍総理夫人は、ルーマニア国立美術館内に新設された茶室を訪問し、裏千家から寄贈された「嶺光(れいこう)庵(あん)」額装の除幕式を行い、茶室披きに参加しました。除幕式には、ロマシュカヌ文化大臣、コンスタンティネスク国立美術館館長の他、茶室新設に貢献した関係者が参加した他、堤裏千家パリ出張所長がお点前を披露しました。
 コンスタンティネスク館長から、同美術館が日本を含む東洋美術コーナーを立ち上げるにあたり、多くの関係者の協力を得て、安倍総理夫人を迎えて茶室披きができることに感謝の意が表されました。続いて、ロマシュカヌ大臣から、茶室が東洋美術コーナーの輝かしい最初の一歩となることを期待する旨の祝辞を述べました。安倍総理夫人は、地理的には遠く離れたルーマニアでも茶道を学んでいる方々がいることを日本人として嬉しく思っている、今次訪問が日・ルーマニア関係の益々の深化につながることを祈念する旨あいさつをしました。

  • 件名
    茶室披きに参加した茶道を学ぶ方々

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