欧州

平成26年5月6日
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 麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣は、5月4日(日)から5日(月)にかけてウズベキスタンを訪問し、カリモフ・ウズベキスタン大統領をはじめ政府要人との会談等を行いました。その概要は以下のとおりです。
 また、この機会に、麻生副総理はタシケントにある日本人死亡者慰霊碑及び日本人抑留者記念碑への献花を行いました。

1.カリモフ大統領及びアジモフ第一副首相兼財務大臣との会談(5日)

(ア)ウズベキスタン側から、ウズベキスタン独立以来の日本からの支援に対する謝意が示され、両国関係を更に発展させていくべきことで一致した。

(イ)麻生副総理からは、ODA事業に関する不正疑惑問題について、まずはこの問題への適切な対処が重要である旨指摘し、ウズベキスタン側より、事実の把握、責任を負う者への法に基づく処罰、再発防止策を講じるべきであるとの考えが示された。

(ウ)ウズベキスタン側からは、電力セクターにおいて日本の技術への高い評価を踏まえ長期の協力への要望が示された。麻生副総理からは、上記のODA不正疑惑問題を受けた取組もふまえつつ、今後の協力について検討していきたい旨述べた。

(エ)ウズベキスタン側より、日本の民間企業が参画する様々なプロジェクトが進捗することへの期待が示され、麻生副総理より、そうしたプロジェクトを応援していきたい旨述べた。

(オ)財政金融、産業等の分野における人材育成、教育の重要性について双方から発言があり、そうした面においても両国間の協力を促進していくべきことで一致した。

(カ)その他、国際情勢について意見交換した。

2.ウズベキスタン金融財政アカデミーでのスピーチ(5日)

 ウズベキスタン金融財政アカデミーから麻生副総理に対し、名誉博士号が授与された。麻生副総理は同アカデミーでスピーチを行い、両国の歴史的紐帯や、日本のウズベキスタンに対する支援について言及した。

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