タジキスタン共和国
日・タジキスタン外相会談
令和元年5月19日



本19日午前10時10分(現地時間;日本時間同日午後2時10分)から約70分間,タジキスタンを訪問中の河野太郎外務大臣は,ムフリッディン・タジキスタン共和国外務大臣(H.E. Mr. Sirodjidin MUHRIDDIN, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Tajikistan)との間で会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭
(1) 河野大臣から,2015年の安倍総理のタジキスタン訪問や昨年のラフモン大統領の訪日を経て両国関係はますます深化しているとして,「中央アジア+日本」対話の議長国としての尽力に謝意を示すとともに,今次外相会合を中央アジア域内協力及び日・タジキスタン関係の更なる発展の契機としたい旨述べました。
(2) ムフリッディン大臣からは,河野大臣の初めてのタジキスタン訪問を歓迎し,これが両国協力の新しいページを開くことを期待する旨の発言がありました。
2 二国間関係
(1)河野大臣から,アフガニスタンとの長い国境を有するタジキスタンの安定は中央アジアの安定に不可欠である,日本はタジキスタンの国造りに必要な人材育成やインフラ整備に今後とも協力していく旨述べました。
(2)ムフリッディン大臣から,日本の長年の国づくりへの支援に感謝するとともに,経済,社会,文化面など様々な分野での協力に期待が表明されました。
(3)両外相は日・タジキスタン投資協定について,早期締結に向けて引き続き協力していくことで一致しました。
3 その他
なお,会談後,除雪機材等及び救急車両の供与に関する2件(計約17億円)の交換公文への署名が行われました。