欧州
滝沢外務大臣政務官のカザフスタン,アゼルバイジャン,トルクメニスタン,ウズベキスタン訪問(結果)
1 カザフスタン
(2)イドリソフ外務大臣への表敬


8月29日,滝沢政務官は,「セミパラチンスク核実験場閉鎖25年周年国際会議」の会場において,イドリソフ外務大臣と会談しました。滝沢政務官より,カザフスタンとの間でこれまで以上に重層的な協力関係を築いていきたい旨述べ,イドリソフ外務大臣より,会議への出席及びセミパラチンスクでの核実験による放射線被害に対する日本の医療支援に対する感謝の意が述べられるとともに,「核兵器のない世界」の実現に向け,核の被害を直接受けた両国が協力していきたい旨の発言がありました。この他,両者は昨年10月の安倍総理のカザフスタン訪問によって引き上げられた二国間関係のさらなる発展のあり方について忌憚のない意見交換を行い,総理訪問のフォローアップを行うとともに,首脳間合意の実現に向けた足掛かりを作りました。
2 アゼルバイジャン
(1)アリエフ大統領への表敬

8月30日,滝沢政務官は,アリエフ大統領を表敬しました。滝沢政務官から,アゼルバイジャンの豊富な資源と日本の質の高い技術を融合し,両国の間に既に存在する良好な関係を次のステージへ引き上げていきたい旨発言しました。アリエフ大統領からは,経済,農業,教育等の分野での日本との協力に関心が示されるとともに,両国関係のさらなる発展を期待する旨の発言がありました。
(2)シャリホフ副首相への表敬

8月30日,滝沢政務官は,シャリホフ副首相を表敬しました。冒頭,滝沢政務官から,シャリホフ副首相の旭日大綬章受賞にお祝いの言葉を述べ,シャリホフ副首相からは,叙勲に対する謝意が述べられるとともに,日本との関係発展に向けさらに貢献したい旨の発言がありました。その後,両者は主に両国の経済関係について具体的な意見交換を行いました。
(3)メメディヤロフ外務大臣への表敬


8月30日,滝沢政務官は,メメディヤロフ外務大臣を表敬しました。滝沢政務官から,両国間の関係は良好であり,アゼルバイジャンの豊富な資源と日本の技術を活かして両国の絆を一層深めていきたい旨述べました。メメディヤロフ外務大臣からは,両国間では特にエネルギー,石油,ガス分野での協力が進んでおり,今後も様々な分野で協力関係を一層深めていきたい旨の発言がありました。
(4)対日友好議連メンバーとの会談


8月30日,滝沢政務官は,ババエフ・アゼルバイジャン日本友好議員連盟会長の案内によりアゼルバイジャン国会内の議場を見学したのち,同会長及び同じく友好議連のメンバーであるラジャエフ議員,ファタリエヴァ議員との間で会談を行いました。
滝沢政務官から,議場を視察した際に投票システムがコンピューター化されているのを見て関心した旨述べるとともに,両国関係の深化のため,重層的な交流をすすめていきたい旨述べましさ。先方からは,国会議員を含む昨今の要人往来の活発化を歓迎する旨が述べられるとともに,エネルギー,産業,人材育成など幅広い分野での日本の協力に感謝が述べられました。
会談後,ババエフ会長主催の昼食会が催され,終始和やかな雰囲気で引き続き両国関係の深化のための意見交換が行われました。
3 トルクメニスタン
(1)ベルディムハメドフ大統領への表敬
8月31日,滝沢政務官は,ベルディムハメドフ大統領を表敬しました。滝沢政務官から,同大統領の3度の訪日及び昨年の安倍総理のトルクメニスタン訪問によって二国間関係は新たな高いレベルに引き上げられており,さらなる発展のため協力していきたい旨述べました。ベルディムハメドフ大統領からは,日本はトルクメニスタンにとっての長期的な戦略的パートナーであり,両国の信頼と友好関係の基礎の上に,経済,教育,文化交流等幅広い分野での協力を一層発展させていきたい旨の発言がありました。両者はまた,経済,教育分野を中心とする具体的な協力関係のあり方について,忌憚のない意見交換を行いました。
(2)メレドフ副首相兼外務大臣への表敬

8月31日,滝沢政務官は,メレドフ副首相兼外務大臣を表敬しました。滝沢政務官から,両国関係の発展のため,それぞれが果たすべき役割を果たしていくことで,協力関係を深めていきたい旨述べました。メレドフ副首相兼外務大臣からは,日本は友好,信頼関係を有している国であり,二国間関係の発展のためあらゆる分野で協力していきたい旨の発言がありました。両者は,経済関係を含む二国間関係全般について意見交換を行い,両国関係の更なる発展のために協力していくことで一致しました。
(3)カカエフ副首相への表敬

8月31日,滝沢政務官は,カカエフ副首相を表敬しました。滝沢政務官から,トルクメニスタンの豊富な資源と日本の高い技術を合わせ,トルクメニスタンの産業を発展させるため協力していきたい旨述べました。カカエフ副首相からは,日本は重要なパートナーであり,柔軟性を持って日本との協力をすすめていきたい旨の発言がありました。両者は,ガス田開発をはじめとした両国間の経済案件についての具体的な意見交換を行い,昨年の安倍総理のトルクメニスタン訪問時首脳間の合意を実現するために,柔軟性を持って引き続き努力していくことで一致しました。
(4)オグズハン記念トルクメニスタン工科大学開校式への出席
9月1日午前,滝沢政務官は,オグズハン記念トルクメニスタン工科大学開校式へ出席しました。同大学は,昨年10月の安倍総理大臣のトルクメニスタン訪問の際に合意された,日本式教育を目指す初の大学です。開校式の式典では,ベルディムハメドフ大統領による挨拶が行われたのち,同大統領の案内の下,日トルクメニスタン友好議員連盟の遠藤利明議員及び松下新平議員と共に校内の視察を行いました。視察に際しては,各教室の設備や授業のデモンストレーションを見学しながら,ベルディムハメドフ大統領から説明を受けるとともに,同大統領との間で教育分野についての意見交換を行いました。
(5)トイルィエフ副首相との会談
9月1日,滝沢政務官は,トイルィエフ副首相を表敬しました。滝沢政務官から,午前中に出席したオグズハン記念トルクメニスタン工科大学開校式に触れ,子供たちの教育はまさに両国の未来を担う重要なものであり,日本として引き続きこの分野で協力して行きたい旨述べました。トイルィエフ副首相からは,同開校式への出席に謝意が述べられるとともに,教育分野での日本との協力を引き続き進めていきたい旨の発言がありました。両者は,教育分野での協力についての具体的な意見交換を行い,昨年の安倍総理のトルクメニスタン訪問時首脳間の合意を実現するために引き続き努力していくことで一致ました。
4 ウズベキスタン
滝沢政務官は,カリモフ大統領逝去の報に接し,出張日程を変更してウズベキスタンを訪問し,同大統領の告別式に出席しました。