ジョージア

平成26年10月24日
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)
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 24日午後6時から午後8時まで,安倍晋三内閣総理大臣は,実務訪問賓客として来日中のマルグヴェラシヴィリ・グルジア大統領と首脳会談,引き続き総理夫妻主催夕食会を行ったところ,その概要は以下のとおりです。

1 二国間関係(総論)

(1)安倍総理から,大統領の初訪日を歓迎し,両国が基本的価値を共有し,共に国際社会の平和と安定に尽力する友好国という基盤の上に,二国間関係を一層発展させていきたい旨述べました。

(2)マルグヴェラシヴィリ大統領から,訪日の素晴らしい印象について述べつつ,日本という最も強固な民主主義国家と協力していきたい,今回の訪日は二国間関係を新たな段階に引き上げるものである旨述べました。

(3)また,マルグヴェラシヴィリ大統領から,国名呼称の変更について要請があったのに対し,安倍総理から,日本政府として国名呼称を「グルジア」から「ジョージア」に変更する方向で検討する旨応答しました。

2 経済関係

(1)マルグヴェラシヴィリ大統領から,最近のEUとのFTAを含む連合協定署名の動きに触れつつ,今回の訪日中に日本の経済界や支援機関の方々と実り多い会談を行うことができた,こうした日本の方々がグルジアの重要性について認識してくれていることを嬉しく思っている旨述べました。

(2)安倍総理から,欧州との市場統合に歩みを進めるグルジアの良好なビジネス環境は日本企業にとり大きな機会を提供する旨指摘するとともに,グルジアの経済社会開発努力の推進のための無償資金協力供与の意図を表明しました。

3 国際社会の平和と安定

(1)安倍総理から積極的平和主義の取組について,またマルグヴェラシヴィリ大統領からグルジアの国際貢献について説明があり,双方はこうした両国の取組を相互に支持し,共に国際の平和と安定に向けて一層積極的な役割を果たすことで一致しました。

(2)また,その他地域情勢や国連安保理改革といったグローバルな課題について意見交換を行いました。その中で,安倍総理から,グルジアの領土一体性の原則に基づいた問題の平和的解決を支持するという日本の立場を改めて確認しました。

 会談終了後,両首脳は,「日本国とグルジアとの間の『平和と民主主義への連帯』に関する共同声明(仮訳(PDF)PDF英文(PDF)PDF」に署名しました。その後の安倍総理夫妻主催の夕食会は,非常に和やかな雰囲気の中で行われました。

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