アゼルバイジャン共和国

平成30年9月5日
アリエフ大統領と握手する河野外務大臣
河野外務大臣によるアリエフ大統領表敬の様子

 9月5日10時30分(現地時間)から約30分間,アゼルバイジャンを訪問中の河野太郎外務大臣は,アリエフ・アゼルバイジャン大統領(H.E. Mr. Ilham ALIYEV, President of the Republic of Azerbaijan)を表敬したところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭

 河野大臣から,昨年両国が外交関係樹立25周年を迎えたことに触れつつ,両国の良好な関係発展を嬉しく思う旨述べ,日本としてアゼルバイジャンを重視しており,両国の関係を更に発展させるため,アリエフ大統領からの支援をお願いしたい旨述べました。
 アリエフ大統領から,これまでの日本の支援に感謝しており,両国関係が,政治,経済,人的交流といった様々な分野において発展することを期待する旨述べました。

2 二国間関係等

 河野大臣から,アジアと欧州をつなぐゲートウェイであるコーカサス地域の自立的な発展のための協力を進めるための方針として,(1)国造りを担う人造り支援(人材育成),(2)魅力あるコーカサス造りの支援(インフラ整備,ビジネス環境整備)の2つの柱からなる「コーカサス・イニシアティブ」について説明し,今後の両国の協力関係の発展への期待を表明しました。さらに,この関連で,アゼルバイジャンに対し,査証緩和(数次査証)を導入することを決定した旨伝えました。また,日本企業も参画する同国でのエネルギー開発事業に関し,両国の協力が引き続き成功裡に行われていくことを期待する旨述べました。
 アリエフ大統領から,かかる日本の方針を評価する旨述べるとともに,引き続き日本と協力していきたく,また,先端技術を有する日本企業の更なる進出に期待する旨述べました。
 両者は,中東情勢を含む地域情勢についても意見交換を行いました。


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