ウクライナ
日・ウクライナ首脳会談
令和6年9月23日



現地時間9月23日14時(日本時間24日3時)から約30分間、国連総会に出席するためにアメリカ合衆国を訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、ヴォロディミール・ゼレンスキー・ウクライナ大統領(H.E. Mr. Volodymyr ZELENSKYY, President of Ukraine)と首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
なお、会談冒頭、二国間協力の強化やウクライナの国家主権、領土一体性への支持等への岸田総理の功績を称える趣旨で、同国の勲章「ヤロスラフ賢公勲章第一等」が、ゼレンスキー大統領から岸田総理大臣に対し直接伝達されました。
- 冒頭、ゼレンスキー大統領より、岸田総理大臣の強いリーダーシップによるウクライナへの支援、昨年3月の岸田総理のキーウ訪問による二国間関係の強化、広島サミットへの同大統領の参加等に対する謝意の表明がありました。これに対して、岸田総理は、ロシアによる侵略が始まった2年半前、「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」という強い危機感の下、この国際秩序の根幹を揺るがす暴挙に対して断固として立ち向かうことを決意した、日本は引き続き、ウクライナ支援を全力で進めていく旨述べました。
- 岸田総理大臣から、今年2月の日・ウクライナ経済復興推進会議の成果について着実にフォローアップを行っていることを説明し、10月にJETROキーウ事務所が開設される予定である旨述べました。また、岸田総理は、日ウクライナ情報保護協定が実質合意に至ったことを歓迎しました。
- ゼレンスキー大統領からは、昨年、G7議長国として厳しい対露制裁と強力なウクライナ支援を主導した岸田総理大臣の貢献、我が国による復旧・復興を含む様々な支援に対して謝意を表しました。また、同大統領からは、現在の情勢やウクライナの取組等に関する説明がありました。
- 両首脳は、引き続き両国で緊密に連携していくことで一致しました。
(参考)ヤロスラフ賢公勲章
ウクライナの国際的地位、経済発展、文化、芸術、保健、慈善事業、人道的・公的活動の強化の ために顕著な貢献を成した外国人等に対して叙勲されるもの。第一等は最高位の勲等。