ウクライナ
山田外務大臣政務官とホプコー・ウクライナ最高会議外務委員長との会談
平成28年2月24日


2月23日(火曜日),山田美樹外務大臣政務官は,戦略的実務者招へいにて訪日中のハンナ・ホプコー・ウクライナ最高会議外務委員長(Ms. Hanna HOPKO, Chairperson of the Committee on Foreign Affairs of the Verkhovna Rada of Ukraine)との間で,夕食を交え会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,山田政務官から,ホプコー外務委員長の訪日を歓迎するとともに,現在,二国間関係は議員交流を含めて急速に発展しており,同委員長の訪日は,両国のハイレベル交流を一層加速させるものと確信している旨述べました。
- ホプコー外務委員長から,充実した訪日プログラムに謝意が表明されるともに,科学技術,農業,福島・チェルノブイリ協力等の幅広い分野で日本とより良い関係を築いていきたい旨述べました。また,ウクライナの東部情勢及び国内改革の進捗等について説明があるとともに,ウクライナに対する日本の支援に深甚なる謝意が表明されました。
- 山田政務官からは,日本はウクライナの主権及び領土一体性を重視し,力による現状変更は認めないとの立場を堅持している,G7議長国としてウクライナ問題にしっかりと取り組んでいく旨述べました。また,ウクライナ情勢改善には全ての当事者によるミンスク合意の確実な履行が不可欠である,ウクライナが国内改革を進める限り,日本は同国の改革努力を後押ししていく旨述べました。
- 双方は,東アジア情勢及び国際場裡における協力についても意見交換を行いました。