セルビア共和国

平成29年9月11日
(写真1)契約書署名式の様子 契約書署名式の様子
(写真2)式典でスピーチする中根副大臣 式典でスピーチする中根副大臣

 9月8日,中根一幸外務副大臣は, 対セルビア円借款「ニコラ・テスラ火力発電所排煙脱硫装置建設計画」(供与限度額:282.52億円)の工事契約書署名式に出席しました。この計画は,セルビア最大の火力発電所であるニコラ・テスラ火力発電所に排煙脱硫装置を設置することにより,大気汚染物質(SO及び煤塵)の削減を図ることを目的としており,この計画により,セルビアにおける環境改善及び持続可能な発展に貢献するものです。
 式典では,グルチッチ・セルビア電力公社総裁代行と藤谷・三菱日立パワーシステムズ副社長執行役員の間で工事契約書の署名が行われました。
 日本政府を代表して式典に出席した中根外務副大臣は,このプロジェクトにより,日本が持つ環境保全についての知識や技術がセルビアの人々に活用され,生活環境が大きく改善することを期待するとともに,セルビアのEU加盟に向けた取組みの後押しになれば幸いである旨述べました。
 アンティッチ鉱業・エネルギー大臣は,本プロジェクトが大気汚染物質の排出量をEU基準に適合するレベルに抑えられることが期待される旨言及し,日本国民及び日本政府に対し謝意を述べました。また,グルチッチ総裁代行からも本件支援に謝意を述べられた他,藤谷副社長執行役員から三菱と日立の技術を結集しセルビアの環境改善及び経済発展に貢献したい旨述べました。


セルビア共和国へ戻る