欧州
第3回「GUAM+日本」外相級会合の開催

12月3日(木曜日)(現地時間同日),欧州安全保障機構(OSCE)外相理事会開催に際して,同理事会に出席する武藤外務副大臣と民主主義・経済発展のための機構(GUAM)各国の外務大臣及び同事務局長との間で,第3回「GUAM+日本」外相級会合が開催されたところ,概要は以下のとおりです。
1 概要
(1)武藤副大臣より,法の支配,民主主義,市場経済等の価値を共有するGUAM諸国と我が国はハイレベルの緊密な対話と実務分野での協力の両輪で関係を着実に発展させてきており,我が国として今後もGUAMへの協力を継続させていくとの発言がありました。
(2)GUAM各国外相からは,日本のGUAMに対するこれまでの協力への感謝と,今回署名される「協力プログラム」を踏まえ具体的な協力がさらに進展していくことへの期待が表明されるとともに,国際情勢に関しては,国際社会の平和と安定に向け,法の支配,自由と平和,領土一体性といった原則を尊重していくべきである旨の発言がありました。
(3)これまでの日GUAM協力の成果と今後の協力方針を定めた「日GUAM協力プログラム」への署名を行いました。
2 参加者
(1)日本側代表
武藤容治外務副大臣
(2)GUAM側代表
ウクライナ(議長国):
パウロ・クリムキン外相(H.E.Mr. Pavlo KLIMKIN, Minister for Foreign Affairs of Ukraine)
ジョージア:
ギオルギ・クヴィリカシヴィリ副首相兼外相(H.E.Mr. Giorgi KVIRIKASHVILI, Deputy Prime Minister and Minister for Foreign Affairs
of Georgia)
アゼルバイジャン:
エルマル・メメディヤロフ外相(H.E. Mr. Elmar MAMMADYAROV, Minister for Foreign Affairs of the Republic of Azerbaijan)
モルドバ:
ナタリア・ゲルマン副首相兼外務・欧州統合相(H.E.Mrs. Natalia GHERMAN, Deputy Prime Minister and Minister for Foreign Affairs and European Integration of the Republic of Moldova)
GUAM事務局:
ヴァレリ・チェチェラシヴィリ事務局長(H.E.Mr. Valeri CHECHELASHVILI, GUAM Secretary General),アルタイ・エフェンディエフ次期事務局長(H.E. Mr. Altai EFENDIEV, Incoming GUAM Secretary General)
(参考1)「民主主義・経済発展のための機構―GUAM」
民主化の促進と市場経済による経済発展を共通の目標とする4か国(ジョージア,ウクライナ,アゼルバイジャン,モルドバ)によって,1997年に創設された対話と協力のための地域フォーラム(機構名GUAMは加盟国名の頭文字をとったもの)。2006年に地域機構となり,事務局はウクライナの首都キエフに設置。
(参考2)「GUAM+日本」外相級会合
2008年12月OSCE外相理事会(於:ヘルシンキ)の機会に第1回「GUAM+日本」外相級会合,2011年12月OSCE外相理事会(於:ビリニュス)の機会に第2回会合を実施。
- 日GUAM協力プログラム(英文(PDF)
/仮訳(PDF)
)
- 日GUAM協力プログラム骨子(PDF)
- JOINT PRESS RELEASE(英文(PDF)
/仮訳(PDF)
)