欧州
「GUAM+日本」税関ワークショップ(結果)
令和3年3月24日
3月15日(月曜日)から19日(金曜日)まで、「民主主義・経済発展のための機構 GUAM」加盟各国の税関分野に携わる政府関係者及びGUAM事務局関係者を対象とし、財務省の協力を得て「GUAM+日本」税関ワークショップがオンライン形式により開催されました。
1 概要
- (1)本ワークショップは、我が国とジョージア、ウクライナ、アゼルバイジャン、モルドバの4か国との税関分野における知見の共有及び協力の強化を目的として開催されたものです。
- (2)本ワークショップには、GUAM加盟国から各国の税関分野に携わる政府の専門家及びGUAM事務局コーディネーターが参加しました。初日には德田修一GUAM担当日本外務省特別代表及びアルタイ・エフェンディエフGUAM事務局長による冒頭挨拶が行われ、その後の日程では、各国による報告や日本の取組の紹介、意見交換が行われました。
2 評価
- (1)本ワークショップはオンライン形式により開催され、コロナ禍の影響下にありながらも「GUAM+日本」の枠組みでの協力を継続・強化する機会となりました。
- (2)参加者は、今後、本ワークショップで得られた近年の我が国における税関分野における取組に関する知見や経験を、GUAM域内における税関分野における活動や課題への取組に活かすことが期待されます。
- 【参考1】「民主主義・経済発展のための機構 GUAM」
- 民主化の促進と市場経済による経済発展を共通の目標とする旧ソ連邦の4か国(ジョージア、ウクライナ、アゼルバイジャン、モルドバ)によって、1997年に創設された対話と協力のための地域フォーラム(機構名GUAMは加盟国名の頭文字をとったもの)。事務局はウクライナの首都キエフにある。
- 【参考2】「GUAM+日本」会合及び「GUAM+日本」ワークショップ
- 2007年6月、アゼルバイジャンの首都バクーにおける第2回GUAMサミットの際、初めてとなる「GUAM+日本」会合を実施。2015年12月には、第3回「GUAM+日本」外相級会合において、それまでの日・GUAM協力の成果を確認し今後の方針を定めた「協力プログラム」に署名。2007年以降ほぼ毎年、投資促進、中小企業振興、観光振興、環境/廃棄物処理等様々なテーマの下でワークショップを開催してきている。