欧州
薗浦外務大臣政務官のクロアチア,ボスニア・ヘルツェゴビナ,ウズベキスタン訪問(結果)
平成27年7月16日
薗浦健太郎外務大臣政務官は,7月8日(水曜日)から15日(水曜日)の日程で,クロアチア,ボスニア・ヘルツェゴビナ,ウズベキスタンを訪問したところ,概要は以下のとおりです。
1 クロアチア訪問


- (1)9日から11日まで,薗浦外務大臣政務官は,ドゥブロブニクで開催された「クロアチア・フォーラム」に出席し,10日,日本の開発協力に関する特別講演を行いました(和文(PDF)
/英文(PDF)
)。同講演の中で,薗浦外務大臣政務官は,ODA大綱の改訂や「質の高いインフラ」の提供といった我が国の援助政策や南東欧地域への支援などを説明し,60年の歴史を有する日本型援助の良き伝統を踏まえながら,時代の求める役割を果たせるODAを不断に模索していきたいと述べました。
- (2)また,同フォーラムに出席していたプシッチ・クロアチア第一副首相兼外務・欧州問題大臣,ツルナダク・ボスニア・ヘルツェゴビナ外務大臣,クーンデルス・オランダ外務大臣,ベルチャシヴィリ・ジョージア外務大臣と会談を行い,経済関係の強化を含めた二国間関係について意見交換を行いました。その他,ミラノビッチ・クロアチア首相,ミトフ・ブルガリア外務大臣等とも意見交換を行いました。
2 ボスニア・ヘルツェゴビナ訪問


11日,薗浦外務大臣政務官は,「スレブレニツァ虐殺20周年追悼式典(注)」に日本政府の代表として出席し,国内外からの要人を含む約7万人が参列する中,記帳を行うとともに,墓地での葬儀に立ち会い,犠牲者とその遺族に対し,哀悼の意と敬意を表しました。
(注)紛争中の1995年7月にボスニア・ヘルツェゴビナのスレブレニツァ市でスルプスカ共和国(RS)軍によって殺害されたボシュニャク系住民を中心とする約7,000人の犠牲者を追悼するための式典。本年は,20周年に当たることから,クリントン元米国大統領,ターヴトオール・トルコ首相の他,欧州諸国から元首,外相等が出席。なお,RSは,同国を構成するエンティティ(自治共和国に相当)の1つでセルビア系住民が中心。
3 ウズベキスタン訪問


薗浦外務大臣政務官は,アジモフ第一副首相兼財務大臣,ガニエフ対外経済関係・投資・貿易大臣及びカミロフ外務大臣等と会談し,二国間関係及び地域・国際情勢について意見交換を行いました。また,現地の日本企業関係者と懇談し,二国間経済関係やウズベキスタンのビジネス環境等について意見交換を行いました。
4 その他
- (1)薗浦外務大臣政務官は,乗り継ぎの機会に,ドイツ(ローゼンハイム市)において開催されていた日本経済セミナーに出席し,バウアー同市長との意見交換等を行いました。
- (2)また,モスクワにおいても,乗り継ぎの機会に,現地の日本企業関係者やロシア人有識者と意見交換を行いました。