コソボ共和国

令和6年7月19日
クルティ首相の出迎えを受ける上川外務大臣
表敬訪問の様子

 現地時間7月19日午後4時50分(日本時間同日午後11時50分)から約50分間、コソボ共和国を訪問中の上川陽子外務大臣は、アルビン・クルティ・コソボ共和国首相(H.E. Mr. Albin KURTI, Prime Minister of the Republic of Kosovo)を表敬したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭
     クルティ首相から、上川大臣のコソボ訪問を歓迎するとともに、二国間関係樹立15周年を機に、二国間関係を更に発展させていきたい旨述べました。上川大臣からは、日・コソボ外交関係樹立15周年の年に、日本の外務大臣としてコソボを初訪問したことを光栄に思うと述べるとともに、西バルカン地域の平和と安定は欧州全体にとり重要である旨述べました。
  2. 二国間関係(西バルカン協力イニシアティブ)
     上川大臣から、西バルカン地域の発展のために、国内及び域内の協力の推進、欧州への統合が重要である旨述べ、「西バルカン協力イニシアティブ」の下、日本がこれまでコソボに対して行ってきた各種支援に触れつつ、日本は、コソボの社会経済発展、欧州への統合に向けて、引き続き後押ししていく旨述べました。これに対し、クルティ首相から、日本のコソボに対する支援について謝意が示されるとともに、再生可能エネルギーやインフラ分野を含む経済関係強化や、欧州等の近隣地域に所在する日本企業との連携への期待が示され、双方は、大阪・関西万博の機会を活用しつつ、協力を進めていくことを確認しました。
  3. 西バルカン情勢
     クルティ首相から、「ベオグラード・プリシュティナ対話」の現状について説明があったのに対し、上川大臣から、日本はEU仲介による「ベオグラード・プリシュティナ対話」を通じた問題解決を支持しており、同対話の下で、全ての関係者がそれぞれの義務を誠実に履行していくことの重要性について強調し、対話の進展にむけて、クルティ首相のリーダーシップに期待したい旨述べました。

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