ギリシャ共和国
岸外務副大臣のギリシャ訪問
平成29年1月19日
岸信夫外務副大臣は,1月14日から16日まで,ギリシャを訪問したところ,概要は以下のとおりです。
1 政府要人等との意見交換

(1)カトゥルガロス外務副大臣との会談(1月16日)
岸副大臣から,今回初めてギリシャを訪問したことを嬉しく思う,今回の自分の訪問を二国間関係活性化の契機としたい旨述べました。また,日本とギリシャは,海運大国として長い交流の歴史があり,2019年には日希通商修好条約締結から120周年を迎えることを指摘するとともに,経済分野を含めた二国間関係のさらなる発展への期待を表明しました。
カトゥルガロス外務副大臣からは,岸副大臣の訪問に対する歓迎の言葉が述べられるとともに,引き続き良好な二国間の友好関係を深めていきたい旨発言がありました。
両者は,基本的価値を共有する日本とギリシャが,海洋における法の支配の確立に向けて協力していくことで一致し,会談後の共同記者発表においてもその重要性を強調しました。また,両者は,移民・難民問題,国際場裡における協力及び地域情勢等についても意見交換を行いました。



バラウラス同副会長との意見交換

(2)このほか,岸副大臣は,ハジダキス・ギリシャ・日本友好議員連盟会長及びバラウラス同副会長と二国間関係や移民・難民問題等について意見交換を行うとともに,オリンピック関係者(カプラロス・ギリシャ・オリンピック委員会会長,ヴァシリアディス・スポーツ・文化省政務官(スポーツ担当),ペトルーニアス・リオ五輪吊り輪金メダリスト等)と2020年東京オリンピック・パラリンピック大会に向けた意見交換を行いました。
2 エレオナス移民・難民収容施設視察(1月15日)


岸副大臣は,ギリシャが移民・難民問題の最前線にあることから,エレオナス移民・難民収容施設を訪問し,バラファス・ギリシャ移民政策省政務官,ルクレークUNHCRギリシャ事務所長等からギリシャにおける移民・難民受け入れの取り組みについて説明を受けました。