ドイツ連邦共和国

令和6年7月12日
シュタインマイヤー大統領と握手する岸田総理 シュタインマイヤー大統領を表敬する岸田総理 (写真提供:内閣広報室)
表敬訪問の様子 シュタインマイヤー大統領を表敬する岸田総理 (写真提供:内閣広報室)

 現地時間7月12日午後3時35分(日本時間同日午後10時35分)からテタテ(一対一)を含め約60分間、ドイツ連邦共和国を訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、フランク=ヴァルター・シュタインマイヤー・ドイツ連邦共和国大統領(H.E. Dr. Frank-Walter Steinmeier, President of the Federal Republic of Germany)を表敬訪問し、意見交換を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭
    冒頭、シュタインマイヤー大統領から岸田総理大臣の訪独を歓迎する旨の発言があったのに対し、岸田総理大臣から、一昨年11月のシュタインマイヤー大統領の訪日時以来、お会いできることを楽しみにしていた旨述べ、同大統領による歓迎に対する謝意を伝えました。また、国際社会が厳しい挑戦に直面する中、価値や原則を共有する両国が、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて果たすべき役割は大きい旨指摘し、協力と連携の更なる深化に向けて議論したい旨述べました。
  2. 安全保障協力
    岸田総理大臣から、ドイツがインド太平洋への関与を強化していることは大変心強い旨述べました。双方は、本年夏に日独間で計画される相互のアセット派遣を歓迎し、本12日の日独ACSA発効も契機に、安全保障協力を更に深化させていく考えを共有しました。
  3. 地域情勢
    1. 双方は、ウクライナ情勢について意見交換を行い、日独を含む国際社会が連携し、強力な支援を継続することが重要との認識で一致しました。
    2. また、双方は、露朝の軍事協力も含め、最新の進展を踏まえ、率直な意見交換を行いました。
  4. 多国間外交
    双方は、国連安保理改革や「核兵器のない世界」に向けた取組についても意見交換を行い、両国が引き続き緊密に連携していくことを確認しました。

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