外務副大臣・外務大臣政務官
岸外務副大臣とティリッヒ独ザクセン州首相との会談
平成26年3月26日
本26日午後14時50分から約30分間,岸信夫外務副大臣は,訪日中のスタニスラフ・ティリッヒ独ザクセン州首相(Mr. Stanislaw Tillich, Minister President of the Free State of Saxony)と会談したところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,岸外務副大臣から,ティリッヒ独ザクセン州首相の初訪日を歓迎するとともに,ザクセン州と日本では,産業界のみならず文化面でも様々な交流が行われていると承知しているところ,今次訪日を契機に一層の日ザクセン州間の交流が深まることを期待する旨述べました。これを受け,ティリッヒ独ザクセン州首相は,ザクセン州進出日系企業はザクセン州で高く評価されている,また,有数の工業地帯であるザクセン州はドイツの再統一後めざましく発展しているが,さらなる先進テクノロジー州を目指したいと考えており,そのために日本をモデルとしたいとの発言がありました。
2 また,ティリッヒ州首相より,今次訪日で関西空港とライプツィヒ空港の間のMoU署名と日独企業の合弁企業設立が合意に至ったことを受け,ハイテク分野における日独協力の重要性について述べました。これに対し,岸副大臣よりは,日本は経済立国であるところ,物流は関係強化に欠かせないものであり,この点日EU・EPA交渉について,両地域の経済成長に資するため,早期締結に向け今後とも連携していきたい旨述べました。これを受けて,ティリッヒ州首相より,全く同感である旨発言がありました。
3 この他,岸副大臣とティリッヒ州首相は,ウクライナ情勢,アジア情勢等の地域情勢について意見交換を行いました。