ウクライナ

令和6年6月15日
ゼレンスキー大統領と握手する岸田総理大臣 ウクライナの平和に関するサミット (写真提供:By FDFA Federal Dep. Foreign Affairs (KEYSTONE/EDA/POOL/Alessandro della Valle))
ヴィオラ・アムヘルト大統領 およびゼレンスキー大統領と記念撮影をする岸田総理 ウクライナの平和に関するサミット (写真提供:By FDFA Federal Dep. Foreign Affairs (KEYSTONE/EDA/POOL/Alessandro della Valle))
サミット会場の様子 ウクライナの平和に関するサミット (写真提供:By FDFA Federal Dep. Foreign Affairs (KEYSTONE/EDA/POOL/Alessandro della Valle))

 現地時間6月15日午後、スイスを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、スイス政府が主催して開催された「ウクライナの平和に関するサミット」のオープニング・プレナリー会合に出席したところ、概要以下のとおりです。

  1. 今回の「ウクライナの平和に関するサミット」は、スイス政府の主催により、ゼレンスキー・ウクライナ大統領を含め、世界各地の約100の国・国際機関から多くの首脳級の参加も得て、ロシアによるウクライナ侵略開始以降初めて、ウクライナにおける包括的で公正かつ永続的な平和の実現に向けた国際的な議論の促進を目的とした首脳会合として、開催されました。日本からは、岸田総理が15日夕(現地時間)、オープニング・全体会合に出席しました。
  2. 同会合において、岸田総理大臣は、昨年5月のG7広島サミットにおいて、ゼレンスキー大統領や招待国の首脳等との間で、主権、領土一体性の尊重といった国連憲章の原則を守ること等の4つの原則を確認したことに触れ、この広島での議論が基盤となって、今回のサミットが開催されたことを喜ばしく思う旨述べました。
  3. 続いて、岸田総理大臣は、ウクライナにおける平和は、国連憲章を含む国際法の諸原則に基づく、「公正かつ永続的な平和」でなければならず、力や威圧による一方的な現状変更の試みを正当化するようなものであってはならないこと、「公正かつ永続的な平和」をウクライナで実現することは、国際社会全体を、分断・対立ではなく協調の世界に導いていくために、象徴的に重要であることを強調しました。
  4. さらに、岸田総理大臣は、今回のサミットのテーマの一つである原子力安全の分野で、共同議長として議論に積極的に貢献していくこと、また、人道問題も重要であり、日本として、電力分野や地雷除去分野での取組を強化していく旨述べました。その上で、岸田総理大臣は、来年、地雷除去に関する国際会議を日本で主催予定であり、日本ならではの形で貢献していく旨述べました。

(注)「ウクライナの平和に関するサミット」の16日のセッションには、日本から、秋葉国家安全保障局長が出席します。

(参考)

 岸田総理大臣ステートメント(和文(PDF))別ウィンドウで開く

 ウクライナの平和に関するサミット:平和のフレームワークに関する共同コミュニケ(仮訳(PDF)別ウィンドウで開く本文(PDF)別ウィンドウで開く


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