ボスニア・ヘルツェゴビナ
上川外務大臣によるクリシュト・ボスニア・ヘルツェゴビナ閣僚評議会議長との会談
令和6年7月18日


現地時間7月18日午後5時10分(日本時間同日午前0時10分)から約30分間、ボスニア・ヘルツェゴビナを訪問中の上川陽子外務大臣は、ボリャナ・クリシュト・ボスニア・ヘルツェゴビナ閣僚評議会議長(H.E. Ms. Borjana KRIŠTO, Chairwoman of Council of Ministers of Bosnia and Herzegovina)と会談したところ、概要は以下のとおりです。
- 二国間関係
クリシュト議長から、上川大臣の訪問への歓迎が述べられるとともに、日本のこれまでの支援に対する深い感謝の意が表され、また、日本企業のボスニア・ヘルツェゴビナへの進出を評価している旨の発言がありました。上川大臣から、共にWomen Political Leaders(WPL)国別アンバサダーを務めるクリシュト閣僚評議会議長に面会できたことを嬉しく思う旨述べつつ、法の支配に基づく、自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて緊密に連携していきたい旨述べました。
また、上川大臣からは、「西バルカン協力イニシアティブ」の背景を説明した上で、西バルカンの力強い発展のためには、域内各国間の協力の推進、そして、欧州への統合が重要であり、日本がこれまで実施してきた各種支援に触れつつ、和平履行評議会(PIC)のメンバーとしても、ボスニア・ヘルツェゴビナの安定・発展に貢献していく旨述べました。 - 西バルカン及びEU加盟
クリシュト閣僚評議会議長から、ボスニア・ヘルツェゴビナの国内の情勢について説明があるとともに、ボスニア・ヘルツェゴビナのEU加盟交渉開始が本年3月に決定したことを含め、EU加盟に向けた取組について説明がありました。これに対して、上川大臣から、分離主義的な動きもある中で、ボスニア・ヘルツェゴビナの安定の重要性を指摘した上で、全ての関係者が団結して国造りが進むことを期待する旨述べました。また、上川大臣から、ボスニア・ヘルツェゴビナがEU加盟のための取組みを精力的に行っていることを高く評価しており、日本としても協力していきたい旨を述べました。