ボスニア・ヘルツェゴビナ

平成28年1月22日
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 1月20日午後3時30分から約30分間,山田美樹外務大臣政務官は,訪日中のバレンティン・インツコ・ボスニア・ヘルツェゴビナ上級代表(Dr. Valentin INZKO, High Representative for Bosnia and Herzegovina)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

  1. 山田政務官から,2年ぶりの訪日を歓迎するとともに,インツコ上級代表がボスニア・ヘルツェゴビナの平和と安定に果たしてきた役割に謝意を表明しました。また,日本の取組に言及しつつ,上級代表や和平履行評議会の活動が着実な成果をあげてきたことを評価している旨述べました。
  2. インツコ上級代表から,日本が地理的に離れているボスニア・ヘルツェゴビナを一貫して支援してきたことに対し,深い感謝の意が表されました。また,上級代表事務所の業務効率化の実績や同国の現状に関する説明があり,引き続き日本の支援を求める旨発言がありました。
  3. 双方は,ボスニア・ヘルツェゴビナの更なる発展に向けて,今後も密接に連携していくことで一致しました。

(注)1990年代前半にボスニア・ヘルツェゴビナで発生した民族紛争は,1995年12月に締結されたデイトン合意により終結。上級代表は,デイトン合意に基づき,同国の民政面での和平履行を監督する役割を担っている。また,上級代表に基本的な方向付けを行い,支援する国際的な枠組みとして「和平履行評議会」が設置されており,日本はその主要メンバーとして,1996年以降,上級代表事務所の運営経費の10%を負担している。


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