オーストリア共和国

平成30年11月14日
(写真1)「将来の課題のための日・オーストリア委員会」第22回会合の様子
(写真2)「将来の課題のための日・オーストリア委員会」第22回会合の様子
  1. 11月12日及び13日,「将来の課題のための日・オーストリア委員会」第22回会合がオーバーエスタライヒ州ハーゲンベルク及びウィーンにおいて開催されました。
  2. 12日の公開シンポジウムでは,両国の関心が高い自動運転及びサイバー・セキュリティというテーマを取り上げ,日墺双方における現状や取組が共有された上で,今後の見通しや取組を強化すべき課題等について,両国委員の間で意見交換が行われました。さらに,約60名の参加者の方々との間で活発な意見交換が行われました。
  3. 13日に開催された委員会による会合では,(1)日本オーストリア友好150周年,(2)有効な多国間主義と法の支配について議論が行われました。(1)日本オーストリア友好150周年については,日墺のこれまでの友好関係を確認しつつ,2019年の外交関係樹立150年を契機として,経済,文化等様々な分野で関係を更に深めていくための意見交換が行われました。また,(2)有効な多国間主義と法の支配については,現下の国際情勢を踏まえ,普遍的価値に基づく国際秩序を維持していくための協力のあり方について議論が交わされました。
  4. 委員会は,後日,両国政府に対して今回の会合を踏まえた提言書を提出する予定です。
(参考1)「将来の課題のための日・オーストリア委員会」
(1)1990年の日・オーストリア外相会談の合意に基づき設立。これまで,21回の会合を隔年ごとに日本とオーストリアで交互に開催(5年前に「日・オーストリア21世紀委員会」から現行名称に変更)。
(2)日・オーストリア間に存在する唯一の官民フォーラムとして,両国に共通する幅広い課題を議論し,二国間関係の緊密化・相互理解の促進に貢献している。
(参考2)委員会メンバー
(日本側)
佐藤義雄 住友生命取締役会長(日本側委員長)
小井沼紀芳 駐オーストリア特命全権大使
渡辺博史 公益財団法人国際通貨研究所理事長
山口静一 ヤマハ株式会社執行役
鈴木一人 北海道大学公共政策大学院教授
宮田博司 株式会社富士通研究所フェロー

ほか日本外務省関係者

(オーストリア側)
ヴォルフガング・マツァール ウィーン大学教授(オーストリア側委員長)
Prof. Dr. Wolfgang Mazal, University of Vienna
マティアス・ノイバウアー ロギスティクム・シュタイアー教授
Prof. Dr. Matthias Neubauer, Logistikum Steyr
ゲラルト・オスターマイヤー オーバーエステライヒ専門大学教授(オートメイティブ・コンピューティング研究リーダー)
Prof. Dr. Gerald Ostermayer, Head of Studies Automotive Computing, University of Applied Sciences Upper Austria
エッケハルト・ヘルマン オーバーエステライヒ専門大学教授(情報システムセキュリティ学科)
Prof. Dr. Eckehard Hermann, Secure Information Systems, University of Applied Sciences Upper Austria
ヘラルト・ランペスベルガー オーバーエステライヒ専門大学教授(情報システムセキュリティ学科)
Dr. Herald Lempesberger, Secure Information Systems, University of Applied Sciences Upper Austria
アレクサンダー・アイグナー オーバーエステライヒ専門大学研究員(情報システムセキュリティ学科)
Mr. Alexander Aigner, Research Associate in the Secure Information Systems, University of Applied Sciences Upper Austria
ディートマー・シュヴァンク 連邦産業院アジア太平洋担当地域部長
Mr. Dietmar Schwank, Regional Director Asia-Pacific, Austrian Federal Economic Chamber

ほかオーストリア外務省関係者


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