アジア欧州会合(ASEM)

平成28年7月5日

 6月23,24日,韓国の光州において,ASEM第7回文化大臣会合(全体テーマ:文化と創造経済)が開催され,我が国からは宮田亮平文化庁長官他が出席した。

 全体会合では,文化と創造経済をテーマとして,経済成長における文化・クリエイティブ産業の育成の重要性について認識を共有しつつ,各国から関連施策を紹介しながら,長期的な産業政策の必要性,伝統的文化遺産の保護及び持続的活用の重要性,文化的資源の観光等産業への活用や海外展開を通じた輸出促進の方途について議論が行われた。

 今次会合では,全体会合のほか,「現代的技術の活用」,「伝統文化資源の保護・活用」,「国際協力」のテーマのもと3つの分科会が開催され,議論が行われた。「伝統文化資源の保護・活用」に関する分科会では,我が国,ベルギー,中国,ギリシャ,インドネシア等の各専門家が伝統文化資源の保護・活用の取組についてプレゼンテーションを行った。我が国からは,佐々木雅幸同志社大学教授が,大量生産・消費社会から21世紀型のクリエイティブ社会にシフトする中での有意義な文化資源の活用モデルとして「創造都市」を取り上げプレゼンテーションを行った。

 また,今次文化大臣会合に時期を合わせて,アジア欧州基金(ASEF)によるパネルディスカッションが開催され,その概要はASEFにより文化大臣会合に報告された。

 

 今次会合の結果は議長声明(英語版)(PDF)別ウィンドウで開く にまとめられた。

 次回文化大臣会合は,2018年にブルガリアが主催する予定。



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