欧州連合(EU)
山田外務大臣政務官の日EU・ビジネスラウンドテーブル(BRT)第21回年次会合への出席
令和元年5月16日



5月15日,山田賢司外務大臣政務官は,ベルギーの首都ブリュッセルで開催された日・EU・ビジネスラウンドテーブル(BRT)第21回年次会合に出席したところ,概要は以下のとおりです。
1 日EU・ビジネスラウンドテーブル(BRT)第21回年次会合の概要


- (1)今回の会合は,BRTの柵山正樹日本側共同議長(三菱電気株式会社会長)及びベン・ストーリーEU側共同議長(ロールスロイス・ストラテジックマーケティング・ダイレクター)による開会挨拶で開始され,ユルキ・タパニ・カタイネン欧州委員会副委員長(雇用・成長・投資・競争力担当)に引き続いて山田政務官が基調演説(PDF)
を行いました。山田政務官は,基調演説において,日EU・EPA発効の年に行われる本日の議論は,日EU間の貿易・投資の更なる増進や,世界のビジネス環境整備に向けた日EU協力のあり方に関する,重要な指針を提供するものと確信しているとした上で,変化と不確実性の時代において,日EUは,日EU・EPAのもとで制度化されたあらゆる経済的側面に関わる政策協議の場を通じ,世界が直面する課題への解決策を議論し,国際社会に提示していくべきである旨述べました。
- (2)山田政務官は,年次会合において行われた個別テーマに関するセッションのうち,「気候変動問題,イノベーション,成長のための持続可能な金融に関する将来の日EU協力の可能性」においても挨拶(PDF)
を行いました。山田政務官は,挨拶の中で,日本はG20議長国として,環境と成長の好循環の創出を一つの大きなテーマとして掲げている旨述べ,民間セクターの活動を,G20を含めた国際的なフォーラムや,各国の政府主体が積極的に後押しすることが重要であり,日本政府としてもより一層推進していくと述べました。
2 EU関係者との意見交換


山田政務官は,ブリュッセル訪問中,ユルキ・カタイネン欧州委員会副委員長(雇用・成長・投資・競争力担当)(Jyrki Katainen, Vice-President of the European Commission)及びセシリア・マルムストローム欧州委員(貿易担当)(Cecilia Malmström, European Commissioner for Trade)との間で,日EU・EPAの着実な実施を通じた日EU間の貿易投資関係の更なる促進等について,意見交換を実施しました。