欧州

平成30年7月6日

 宮腰光寛内閣総理大臣補佐官は,7月2日(月曜日)から5日(木曜日)まで,英国,ベルギー及びフランスを訪問しました。今回の訪問において,宮腰内閣総理大臣補佐官は,プラッツ・モネ欧州委員会食品安全総局長と農林水産物・食品の輸出促進に関する各種課題について会談を行ったほか,欧州議会関係者と日EU・EPAの戦略的意義等について意見交換を行いました。
 また,ロンドンで開催された,酒類展示見本市(Imbibe Live 2018)のジャパン・パビリオン開会式に参加したほか,ジャパン・ハウス等を視察しました。

(英国)

(写真1)宮腰内閣総理大臣補佐官は,2日から5日まで,英国,ベルギー及びフランスを訪問しました
(写真2)酒類展示見本市(Imbibe Live 2018)のジャパン・パビリオン開会式に参加しました

1 酒類展示見本市(Imbibe Live 2018)のジャパン・パビリオン開会式(2日)

 宮腰内閣総理大臣補佐官は,ロンドンで開催されている酒類展示見本市である「Imbibe Live 2018」のジャパン・パビリオン開会式に参加するとともに,同見本市に参加している日系企業,見本市の主催者や英国酒類関係者等と,日本産酒類の輸出促進に向けた課題について意見交換を行いました。

2 ジャパン・ハウスの視察(2日)

(写真3)ジャパン・ハウスを視察しました
(写真4)見本市の主催者や英国酒類関係者等と,日本産酒類の輸出促進に向けた課題について意見交換を行いました

 先月オープンしたジャパン・ハウスを視察するとともに,当地に進出している日系食品企業関係者と,日EU・EPAの発効を見据えたビジネス展開の在り方や,当地における日本食や日本産酒類の普及に向けた展望等について意見交換を行いました。

[参考]ジャパン・ハウス
 ジャパン・ハウスは,日本の多様な魅力や政策を発信することにより,知日派・親日派の裾野を一層拡大することを目的とした新たな拠点。日本に関する様々な情報がまとめて入手できるワンストップ・サービスを提供するとともに,レストラン,ショップ等を設置し,民間の活力,地方の魅力なども積極的に活用したオールジャパンでの発信を実現する。さらに,専門家の知見を活用しつつ,現地のニーズにきめ細かく対応して現地の人々の共感を呼ぶよう工夫する。平成29年4月にサンパウロに開館,同年12月にロサンゼルスが一部先行開館(ギャラリー及びショップ部分),本年6月にロンドンが開館。本年中にロサンゼルスの全館開館を予定。

(ベルギー)

(写真5)宮腰内閣総理大臣補佐官は,プラッツ・モネ食品安全総局長(DGSANTE)と会談しました
(写真6)宮腰内閣総理大臣補佐官は,日本産農林水産物・食品,特に畜産物の輸出に向けた協議を加速化するよう要請しました

1 モネ食品安全総局長との会談(3日)

 宮腰内閣総理大臣補佐官は,プラッツ・モネ食品安全総局長(DGSANTE)と会談しました。宮腰総理補佐官から,福島第一原子力発電所事故に伴う日本産食品に関する輸入規制に関し,昨年12月,EUが一部の品目を除き輸入規制緩和したことに謝意を示しつつ,日本産農林水産物・食品,特に畜産物の輸出に向けた協議を加速化するよう要請しました。

2 その他(3日)

 宮腰総理補佐官は,当地で活動する日本食レストラン経営者と,当地における日本食普及のための課題等について意見交換しました。

(フランス)

(写真7)(ランゲ委員長との会談) (ランゲ委員長との会談)
(写真8)(イエジェック団長との会談) (イエジェック団長との会談)

ランゲ国際貿易委員会委員長及びイエジェック対日交流議員団団長等との会談(4日)

 宮腰総理補佐官は,ストラスブールにある欧州議会を訪問し,ランゲ国際貿易委員会委員長や,イエジェック対日交流議員団団長等と会談を行いました。当該会談においては,署名に向けた作業が行われている日EU・EPAに関し,その戦略的意義や,日EU間の経済関係の更なる強化等について意見交換を行いました。


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