経済外交
河野外務大臣の第11回グローバル・ガバナンス・グループ(3G)閣僚級会合への出席



9月28日(金曜日)8時から9時15分(現地時間)まで,第11回グローバル・ガバナンス・グループ(3G)閣僚級会合(朝食会)がニューヨークにおいて開催され,我が国から河野外務大臣が出席したところ,概要は以下のとおりです。
1 本会合には,主催者であるバラクリシュナン・シンガポール共和国外務大臣のほか,G20トロイカ(日本,ドイツ,アルゼンチン)及び3Gメンバー国の閣僚または代理,エスピノサ国連総会議長が出席し,本年のG20ブエノスアイレス・サミット(11月30日及び12月1日開催予定)の優先課題や国連とG20のパートナーシップのあり方について意見交換を行いました。
2 河野外務大臣からは,本年議長国のアルゼンチンを最大限サポートしていること,また次期議長国として,G20が自由貿易の推進やイノベーションを通じて世界経済を成長させることの重要性に加え,世界経済に大きな影響を与える地球規模課題への貢献を通じて,世界経済の成長と安定,包摂的かつ持続可能な国際社会の実現のために,国連及び3Gとも連携していきたい旨述べました。
3 参加者は,アルゼンチン議長国下のG20に続き,次の日本議長国下においても,地球規模課題等の解決に向けて協力していくことで一致しました。
(参考)
(1)3Gは,国連とG20の間の建設的な対話を促進するために,2009年に設立。国連加盟国のうちG20メンバー国を除く30か国で構成。毎年,国連総会ハイレベルウィーク期間中に,シンガポールがG20トロイカ(G20議長国と前後議長国),国連総会議長及び3Gメンバー国を招待し,その年のG20の成果や翌年のG20で扱うテーマについて議論している。
(2)3Gメンバー国:バハマ,バーレーン,バルバドス,ボツワナ,ブルネイ,チリ,コスタリカ,フィンランド,グアテマラ,ジャマイカ,クウェート,リヒテンシュタイン,ルクセンブルク,マレーシア,モナコ,モンテネグロ,ニュージーランド,パナマ,ペルー,フィリピン,カタール,ルワンダ,サンマリノ,セネガル,シンガポール,スロベニア,スイス,アラブ首長国連邦,ウルグアイ,ベトナムの30か国。
(3)我が国は本年12月にアルゼンチンからG20議長国を引き継ぐ。G20大阪サミットは6月28日及び29日,G20外相会合は名古屋市で11月22日及び23日に開催予定。