ASEAN(東南アジア諸国連合)
南・東南アジア大使館向けシティ・ツアーの開催
外務省及び国土交通省は,我が国の「質の高いインフラ投資」の推進や相手国とのさらなる関係強化に向けて,南・東南アジア諸国在京大使等を対象として,我が国の「質の高いインフラ」を紹介する「シティ・ツアー」を開催しました。
今回のツアーでは,8か国17名の在京大使等に対して,つくばエクスプレスを例に,公共交通指向型開発(Transit Oriented Development: TOD)の手法とともに,鉄道の安全運行に係る技術を紹介しましたので,その結果概要をお知らせします。
1 開催日
平成30年11月6日(火曜日)
2 主催
外務省,国土交通省(共催)
3 出席国
インド,インドネシア,シンガポール,スリランカ,ベトナム,ミャンマー,モルディブ,ラオス
計8か国17名(太字は大使出席国)
4 結果


(1)国土交通省幹部と南・東南アジア諸国在京大使等との意見交換等(国土交通省)
冒頭,大塚副大臣より,我が国の「質の高いインフラ」システムが,各国の課題解決の一助となることを期待する旨挨拶しました。
意見交換では在京大使等より,アジアにおける「質の高いインフラ」や「スマートシティ」に関する動向,経済協定,日本の都市開発の特徴,災害対応,再生可能エネルギー等についての意見が出されるなど,活発な議論が交わされました。
(2)現地視察:つくばエクスプレス車両基地(茨城県)


つくばエクスプレス車両基地では,安全で円滑な鉄道サービスを支える総合指令所と,車両メンテナンスの現場を紹介しました。在京大使等からは,緊急時の全運転手への連絡方法や緊急停止の運用,車両のメンテナンスや更新の頻度等に関心が示されました。
(3)現地視察:流山おおたかの森駅前広場(千葉県)


TODの事例として,流山おおたかの森駅周辺の開発エリアをバスで周遊し,駅前広場を視察しました。希少生物の生息する森や農地の保全,4つの駅前広場,駅前保育所と郊外保育所との連携等まちづくりに当たって配慮・工夫した点等について,都市再生機構が説明しました。